どういう生活ができれば将来的に安心できんのかなあ、と漠然と考えてるんだけど
百人一首の恋叶わなかったら出家orDIE、みたいに今の世の中で生きていく選択肢が独身or結婚しか基本的にないものとして扱われてるから、それ以外の選択肢も出来るようになれば、どっちの生き方も嫌な人も生きやすくなるんじゃないかと思うんだよね
生存の保証自体は専門的なところにいつでも相談できるよう契約しといて、まあちょっと誰かと一緒にいたい期間だけシェアハウスに住む、1人で住みたくなったらまた1人に戻るけど好きな時にシェアハウスにも戻れる的な……そういう中間的な制度があってもいいような気がするんだよね　孤独死が問題になるくらいなら
パートナーはいらないが子供は欲しいでも1人で育てるのは不安、みたいな女性もこういうグループ制度みたいなの使えたら（勿論幼い子供へのsei犯罪防止策は必須だけど）色々と1人で抱え込まずに良さそうな気もするんだが

戦国時代とかは政略結婚の方がむしろ普通だったけど、それも家同士の同盟を結ぶ役割の方が強かったわけだしなあ
あの時代は家の力が弱ければあっけなく滅亡、下手したら一族郎党皆殺しになるわけで……仕方なく結婚する方がむしろメジャーだっただろうね　初婚9歳とか12歳が普通だし……
江戸時代の庶民の結婚はわりかし自由でバツ3とか当たり前ですみたいな感じだったらしいけど、明治時代に入ってから西洋にならわねばというわけで色々法律を変えていった結果、庶民も武家みたいなお家を残し云々カみたいな方に変わっていき、女性は結婚出産を第一の目的とし基本的に働くことを許されない（「女の幸せ」という形でそれを刷り込まれる）方に価値観が転換していき……それが現代になっても未だに根強く残り続けてるんだよね
今や結婚出産しなくても別に家族は路頭に迷わないし、自分が結婚以外に生計を立てられないわけじゃない、そうなってくると当然価値観も変わるんですよね結婚に対して、という

そもそも家同士の結婚だとか家督を継がせる跡継ぎを産み育てるとか、そういう必要がない現代で未だに「結婚と出産こそが人間の幸せ！」みたいなこと言ってる人シンプルに何？？ってなっちゃう
それが必要だった時代だって「必要だったから仕方なくやってた」なんじゃないの、って穿った見方をしてしまう……

sei嫌悪、ホルモンバランスの関係でなる人もいるし、確かにマジョリティでsei欲ある人が全員自分のsei欲に対して肯定的かというと違うんだろうね……今の社会では、そういう集団の中で「sei欲があるのは当たり前で社会にとってもいいこと」と声高な層がどうしても目立つし、そういう層がAセクAロマに対して平気で偏見をぶつけてくる率が高めな気もするから、つい自分も警戒してしまう
ただ自分がどうしても気持ち悪いと感じてしまうことを無理に押さえつける必要性はないと思う　
気持ち悪いとどうしても感じてしまう感情とは別に「まあ自分はどうしても気持ち悪いと思っちゃうしsei欲にまつわるあれこれから距離も置きたいけど、指向が違ってもこの人も自分のsei欲について悩んでるかもしれないよな。自分の身に備わってるものが必ずしも望んだものとは限らないし」と相手の気持ちを考えることはできるし、それは軽蔑ではなく尊重する姿勢ではないかと思う
難しいけどね

sei欲がある人達(マジョリティ側)を逆差別してしまう自分が嫌だ。
だってその人達だって好きでsei欲持ってるわけじゃないし、マジョリティの人が自分のsei欲に嫌悪感抱いてた時期に本気で禁欲に挑戦したら心の病気になったって話聞いて、「そっかsei欲がある人もちょっとseiに嫌悪感抱くことあるんだ。でもどうしようもない本能みたいなもので消せないんだ。」って気づいて無意識に差別してた自分が恥ずかしくなった。
だけど気持ち悪いって軽蔑するのは正しいことじゃないと分かってても気持ち悪いと思ってしまう。ぐるぐる悩んで胃の辺りが気持ち悪い。

目が覚めたら自分の夢や願いが恋愛からの逃げ扱いされない世界になってたらいいのに

思ってしまう時がある
最初から普通の側に立ってて、自分が持ってる物をみんなが持ってて、共通の話題に困ったこともない人が抱く孤独のイメージと
最初から他人とは違っていて、自分が持っているものをみんなは持ってない（あるいはみんなが持っているものを自分は持っていない）、共通の話題がなくて戸惑う人が抱く孤独のイメージは、違う物なんじゃないかって
前者は「一人でいるのは寂しいし誰かと一緒にいればきっと分かり合えるはず」というのが根底にあるけど、後者は「一人でいるのは寂しいこともあるけど、他人から必ずしも理解されるとは限らないし、理解されない他人と一緒にいるのは一人でいるよりずっと寂しい」があるというか
マジョリティとどうしても分かり合えないの、こういうとこもあるんじゃないかなって
だからAセクAロマをカミングアウトするのも勇気がいるし、人を信じるのにも勇気がいるんだよ
心を開くって、他人から理解されにくい立場の人間にとって簡単なことじゃないんだよ

みんな恋愛興味ないもんだと思っていたのに、年齢が上がっていくにつれ興味ないのは自分だけと分かっていく……
なんか、興味あるとかないとか言う次元じゃなくて、自分の脳内辞書に恋愛だけ抜け落ちてるんだよなぁ……

個人的には人間はどんなに外見が美しくても中身もそうとは限らないと思ってるので、そういう意味で人間の美醜に関して見分けはつくけど、割とどうでもいいなと思ってる
多分これは美しいと思う存在にsei的に惹かれる感情が元からない上に、Aセク的な感覚とは別に今までの自分個人の経験から簡単に人を信じたり好きになれない感情が上乗せされてるんだと思う　マンションの一階と二階的な
美醜を何となく理解してる感覚はあるけど、それに関する優先順位がひたすらドン底というのかな……そういう意味では確かに他人の精神性にしか興味はない、でもそれを「Aセクだからそう見てくれるんだよね」と言われるとイラッとする
「あなたは他人から自分の中身を見て欲しがる割に、他人のことはその人の持ってる属性でしか見ようとしないんだね。しかも自分に都合のいい偏見まみれで」となるので

容姿の美醜への判断と、sei的恋愛的に惹かれるかどうかって全然別の話だよね
例えば「舗装された道路こそ最強素敵！コンクリート大好き！」「いやいや舗装されてない土の道こそが至高！」
みたいなことを言うひとの感情は理解できないけど、コンクリートの道と土の道の見分けくらい付くよ目が悪いわけではないんだから

AセクAロマは人の容姿の美醜がわからないとかどんな容姿でも平等に接するみたいな偏見というか願望？ってなんなんだろう
普通に社会生活送ってれば嫌でも美醜なんて学習していくわな
AセクAロマだからルッキズム免除してもらえるってわけでもないんだし

あと前に見た話題だけどAセクAロマでも好みの容姿のタイプがある人はいるよね
自分も好みの外見のパターンは何となくある
外見が好みだからといって親しくなりたいとか肉体的接触したいとかそういう発想に結びつかないだけで

数日前にAセク、Aロマ自認のきっかけを質問した者です。
返信期限が切れていてお礼できてなかった方がいたので、すみませんがここでお礼させてください。
非常に参考になりましたし、自分自身かなり悩んでいるところだったので、同じような思いの方がたくさんいて救われたように感じました。
ありがとうございました。

2015年にsei的欲求機能低下障害と言われてる人とAセクの人のsei的欲求と幸福度を比較した実験があったらしいんだけど、結果としてはAセクの人の方がsei的欲求は少なかったけど幸福度はsei的欲求機能低下障害の人より高かったんだって
これは多分、sei的欲求機能低下障害と言われてる人の幸福度がAセクの人より低かったのは「『普通のsei的欲求がある人間』になるために薬飲んだり色々やってるけど、そうすることで常に自分は他の人より何か欠けているような意識に苛まれる」面があるんじゃないかと思う
sei欲もsei交欲も人それぞれ、そしてそれは人としての価値を裏付けるものでもなんでもない、そういう意識があれば色んな人が息しやすくなるんじゃないかな
「パートナーからsei的に見られなくなったから自分はもう終わり」みたいな嘆きもなくなる気がする

まあわかるよ社会から逃げたい気持ちは
「sei的に見られると望んでいないのに近寄られたり、sei的接触を拒むと自分より力の強い相手から暴力を振るわれる可能性があるので、場合によっては架空の恋人を捏造してでも言葉を選んで断らないといけない、そうでなくてもやれ女子力だの何だのと自分磨きと呼ばれるものをして他人に尽くすことを強いられがち、しかもそれをしないと存在として終わってるような扱いをされかねない」立場にまだ女性は立たされがちだから
でもそれは「女性差別やsei的尊厳を守ることを軽く見ている社会」をどうにか変えていくことでしか解決できないのであって、その憂さ晴らしをAセクでしようとするのはやっぱり間違いだと思う

昔から創作物のパターンとして「社会で生きるのに疲れた、そんな自分を癒してくれたのは自分より社会的な立場が弱い人」というのは多分あって、そこから二人で一緒に色々考えて歪な社会を変えていく方面にシフトしていくならまだまあ……って感じなんだけど、そうじゃないケースがあるんだよね　上記の分岐先として「恐れ多くも社会的に強い立場の人間に存在を認めてもらったので、強い立場の人間の素行全てを許すことを強いられる社会的立場が弱い人間」というあれが
だから異性愛者の女性を癒すAセク男性の図、「私が都合のいいようにあなたを消費することを許してね、だって私は他の社会的に強い立場のみんなと違って、あなたを認めてあげたんだから」に見えるんだよなあ
他人と違う優越感に浸りながら、自分より社会的立場の弱い人間から自分のメリットになるところだけ享受して癒されようとするの、多様性を尊重しているとは言わない　尊厳の侮辱と言う

漫画とかに出てくるAセクAロマのキャラって、少し前までは「自らの欠落に苦しむ不完全な人間である無性愛者を、正しい人間である性愛者が肯定してやる」感じのが多かったと思うんだけど、今は「容姿に惑わされずに中身だけを見てくれて人間同士の付き合いをしてくれる（ただしAセク側にはある程度以上の容姿とエスコート力と家事能力と女性のイエスマンになって甘やかすことが求められる）都合のいい男友達くん」扱いが増えてるみたいなんだね
どうあっても性愛者を気持ちよくするための役割をあてがおうとする執念に恐れ入るわ

sei的なことに興味があるのは健康な証であって悪いことではない、みたいな言説未だにあるけど
まあ確かに臓器やホルモンの諸々に異常がないなら、肉体的には病気ではないんだと思う
でも肉体に異常がない＝sei的なことに興味を持つはず、じゃないんだよね
sei的なことに興味を持つことと、自分が病気かどうかって関係ないことなんだよ
自分に備わっている能力と違うものを望むのはよくある話だし（能力とは必ずしも自分の意志が反映されているとは限らないけど、願望は自分の意思が反映されるものだから）それはsei的な話に関しても向けられるものだと思う
そしてsei的なことに興味を持つこと自体はまあ悪いことではないんだろうけど、それを盾にして他人にsei的に接触することを強要したり、あるいはsei的なことに興味を持たない人間を見下すのは明確に悪いことだよ、いい加減やめろよな、という

良識のある人は「昔恋愛で嫌な思いをしたのでもうこりごりなんです」って嫌そうな顔をすれば引いてくれるけど、まあ何もかも恋愛に結びつけたいいわゆる恋愛脳な層に当たると「そんな嫌な思いは新しい恋で上書きしてしちゃえばいいから紹介するよ」になるんだよね……そういう人は基本的にこちらの話を聞く気がないので（自分の恋愛脳な話をとにかく聞いて欲しいだけだなら）、最近の「職場で恋愛についてあれこれ聞くのはセクハラ」の風潮にだいぶ助けられてるところはある
デメリットをちらつかせないと黙らないというのもどうなんだと思わないでもないけど

現在進行形の恋人作るのは大変だから、1年くらい前に別れて、そこから居ないとかにしておくと楽かも
と思ったけど関係性が近すぎると紹介するよ〜とかになってそれはそれでめんどくさくなる可能性高いか……

「適当に考えた架空の恋人」の話ですぐ撃退されてくれるなら考えても良いかもだけど
十中八九追加で情報出せ出せとされる想像容易につくから、わざわざ考えるのにしんどい思いするのにそれが一回で終わらないのはもっと嫌だな…………にしかならない