まだ世の中の風潮として、
恋愛をしない理由をしっかり描かないと、恋愛しないって選択肢に説得力が持たせられないのかなと思った。
その感覚がこちらには理解できない。
逆にこっちは恋愛する理由が描かれないと気持ち悪いって思うけど。

価値観違うから仕方ないんじゃないかなと思った。

カップル成立までの流れや心情、関係性の構築が丁寧に描写されてて説得力あるなら何も思わないし「このキャラたちはそれが幸せなんだな」って素直に思えるんだよな……

ただ、熱烈アプローチを嫌がりまくってたのにいきなり何の前触れもなく「俺がいるから安心しろ」みたいなこと言い出したり、余りもの同士を手当たり次第くっつけてたり、何が何でも『男女の恋愛カップル』に拘られてるだけにしか見えない作品は、それだけで薄っぺらに見えてしまうというか……

「人間同士の関係性って、男女カップルだけでは無くない？」っていう違和感の方が強くて馴染めないっていう、個人の意見

カップル乱立するの、自分も苦手だったなあ
ただどちらかというと、個人的には描写があった組み合わせは「まあ描写あったし、この二人にとってはお互いに幸せな愛情の形が恋愛だったんだね」と思うし、描写がなかったら「えっ何で？どういう経緯で？とりあえず理由教えて欲しいんだけど？（マジで理解ができなくて戸惑うから、目の前の現象について納得がしたい）」くらいなんだけど……そういう展開の中、誰ともカップルにならなかったキャラが作中で「はあイイ男いないかしらね」的なこと言う展開が大体セットになってんのが一番嫌だったんだよね
恋愛至上主義の強烈な光と影（という言い方もあれだけど）を一気に持ち込まれて、「何を成し遂げても恋愛しなければ全てが無意味」と言われてるような気がして
多分他にカップルが乱立しようがそれを気にせず、一人でも自分の人生を謳歌しているような描写が入るだけでも大分違うんだけどな……とかどうしても思っちゃうんだよね

フィクションの中の恋愛が話題になってるけど、フィクションだからこそ現実よりもかなり強い恋愛イデオロギーがあるのかなとも思う
ロマセクの人が圧倒的に多いこの社会の中で、フィクションだからこそいろんな夢を見たい、って人もたくさんいると思うし
だから、キャラクターの性別に関わらず「カップリング」文化みたいのが当たり前のようにあって、論争が起こって…ってなるんじゃないかな、って思ってる
それが公式非公式問わずね
たぶん、それが想像するよりも根強くあたりまえのものになってしまってるんだろうな

最も、自分はそういうカップリング文化の何がいいのかよくわからない
作中で付き合ったらそれはそれだし、それを無視して妄想であれこれするのもよくわからんしな…という気持ち
でも、だからと言ってあれこれ付き合わせて妄想してって人や、公式で付き合わせた作者を咎めたりすることは自分にはできないし、押し付けるもんでもないし

何かしらの作品でキャラ全員恋愛してカップル成立してる展開が苦手なのわかるなあという気持ちと
でもまあ作中でどうしてその恋愛が成立したのかの経緯とかまでしっかり描いてるならそれはそれでキャラの個性かとも思える気持ちが半々くらいであるんだけど

個人的には作品そのものでは全カップル成立「してない」のにファン層がそれを許さないで余り物総当たり戦はじめるのがきついな……とドン引きしてしまう
たぶん作品を書き上げた少数の作者の思想よりも、より数の多いファン層がロマンティックラブイデオロギー根強い社会に見えてしんどくなるんだと思う

下の方にあった創作で全員が恋愛してる展開、わかる苦手。忍者漫画とかそれ以外もあったけど殆どあぶれることなく登場人物内で総カプ成立させられてると「あぁこの世界には恋愛に不向きだったり一人が好きなキャラ居ないんだな」ってなるし、作者は結婚して一人前論者なんだろうなとも思う。

ていうか恋愛・結婚によって得られるメリット（としてオススメされるもの）が、いざという時の頼りだの老後の不安が消えるだのといった「それ金払ってプロにお願いしてきちんと契約すれば済むことじゃね？」ってのが多すぎるから、尚更いらねーなって思っちゃうんだよね。
そんなふわっとしたことの為に、わざわざ貴重な時間と労力を割いて不確かな可能性に賭けたくなんてないですよ。

滅茶苦茶言ってると思うんだけど、何かもう恋愛や結婚しなくても定期的に一緒にライフプラン考えてくれたり、もし病院に担ぎ込まれるような事態になった時にはKPになってもらえるようなサービスも受けられて、自分が抱えている悩みについてカウンセリングも受けることができて、更に希望すれば同じような悩みを抱えている人達の交流会にも参加できるような、そういう生存保障機関みたいなのと契約したい　あと防犯のために警備ロボット貸し出してくれるようなサービスもついてたら最高

「愛は他人と！」とか諸々の恋愛恋愛恋愛恋愛結婚恋愛結婚！なマッチングアプリの広告に耐えかねて、ついにYouTubeプレミアムに入ってしまった
広告の時間だけスルーすりゃいいのもまあそうなんだけど、いつ突然表示されるかわからない（しかもそれを目にしたら必ず精神が１は削れる）ものに怯えるのもう嫌なんだよね……趣味で見てるチャンネルくらい穏やかに最初から最後まで見たい

年末が近づいて来るといつも将来のことを考えて鬱々としだすんだけど、同時に「何で生きていくのに誰かとsei的接触や恋愛することを前提にされがちなんだろう、もっと他のライフライン確保の仕方があってもよくない？」とも思う
独身と結婚の間みたいな……上手く言えないけど

男らしさ・女らしさっていう誰得概念が何故現代まで根付いてきたんだろう、それに向いてない人がたくさんいるのは誰もが体感してることなのに、って子供の頃から思ってたけど、結局そういう人がモテるからっていうのが根本的な理由なんだと気付いた時の脱力感半端ない

異性に興味ない・恋人いない、ってなると異性だけでなく同性との付き合いの中でも疎外感を感じる瞬間が多々ある
恋バナや江口ネタには乗っかれるほうが楽しいし、完全に恋愛に興味ない人扱いされたくないのもあって友達にカミングアウトしたいとは思えない
Aセク特有の悩みを吐き出せるのはネットだけだなぁと思う

sei欲とsei行欲は別なんだよねっていうのをここ見て気がつけたのが本当に大きい。

恋愛に興味なくても「付き合ってみれば変わるって」とか言われて紹介されたりする、あるいは一緒に合コンやらに行くことになってしまった時の憂鬱な気分ってこう、「今日雨で出勤だるいけどしゃーないから職場に行くか」程度にしか捉えられてない気がするんだけど
個人的にはああいう時、前日から気持ち悪くなってきてよく眠れず、当日は着たくもない服を着て、それこそ足に枷でもつけられたような感じでのろのろ道を歩いては頭の中で「行きたくない行きたくない行きたくない」ってひたすら繰り返す感じだった　で会場についたらひたすら付き合いだけこなしてさっさと家に帰ってようやくちゃんと一息つける感じ
今にして思えば、あれは無理やり頭を押さえつけられて土下座したような負担が精神にかかってたと思う　恋愛したくない人間なんかいるわけないですよね？と自分の尊厳をゴリゴリに否定する空気の中に頭から突っ込んでいったようなものだったから
今後寂しくなっても二度とああいう場にはいかない

おみくじ的な感覚でタロットとかオラクル好きだけど、占いに付き物とはいえ恋愛とかあの人の気持ちは？相性は？みたいな項目見ると拒否反応出る。
ジャンル的に特に仕方ないとは言え恋愛ありきなのしんど…。

sei欲があるかどうかと他人とそれをしたいかって別物
食欲だってひとりでご飯食べるのと誰かと一緒に食べるのと別感覚あるのに、
どうしてsei欲になると他人要素が必須のように言われるのか……？

sei欲そのものはあるけど、その解消のためにわざわざ他人と行為したいと思わないんだよなあ。
物書くタイプのオタクなので、自分で萌えて抜ける！って思えるものをササッと書いちゃえばそれで満足。
別にそれで実際に抜いたりしなくても、気持ちが満足してるので全く必要ない。
病気やトラブルのリスクが皆無で低燃費なの最高だなって自分でも思うけど、「何で世間は違うんだ？」っていう純粋な疑問……。

「好きな人作りなよ」ってよく考えたら無茶苦茶な言葉じゃない？
その人に好感情（恋愛でないにしろ）を持つかどうかは、その人に対して自分がどういう印象を持つかの話であってさ
なのに「好きな人を作る」っていうのは「よしこの中で誰かを絶対に好きになるぞ！」って自分に無理やり言い聞かせるようなもんじゃないかと思う
恋愛至上主義の社会じゃなかったら、こんな滅茶苦茶な言葉も出ない気がする

友人がことある事にマッチングアプリに文句言っていた。（昔あんまりいい体験をしなかったらしい）
まあ、恋愛するって目的だけで会って、仲良くなれるかって難しそうだなぁと思いながら話を聞いてた。

そんなことずっと言ってたのにまたマッチングアプリ使ったらしい。
案の定上手くいかなかったようでミソジニーこじらせたような呪詛を撒き散らしててドン引きした。

日頃文句言ってた内容と同じことを、さも新鮮な怒りのように話していて変になっちゃったのかなと思った。
わかってるのに行った自分の自業自得じゃない？

呪詛吐きながらも、そんなに恋愛したいのかなと思って全く理解できなかった。

恋人に浮気されたてショックだった、という話があるじゃん
まあ信頼を踏み躙られるのはショックだもんな、と思うんだけど、正直そこから「次こそはいい人を見つける」って続くのが全然分からないんだよね
そんなに恋人ってずっと途切れずにいてほしいもんなの？と思ってしまって……