別居婚で友情結婚がしたいんだよ〜「結婚している」という「普通」が欲しい

性格悪め下げ

年末年始に読む本を探しに本屋に行った時、sei的指向に関するコーナーを通りかかったら「LGBTQ活動家の闇！」みたいな感じの本が目立って置かれてて、その下に「LGBTQって何？」とかAセクに関する本が置いてあって「活動家の闇の本は別のコーナー作ってそこに置くか、せめて配置逆にしてくんないかな」と思ってしまった
まあたまたまその本が新刊で捌かなくちゃいけなくて、sei的指向に関するコーナーがそこしかなくて仕方なくそこに置いたのかもしれないけど
でもLGBTQじゃないけど、マイノリティの当事者としてはその配置を見てすごく嫌な気持ちになったし、正直自分の指向について確度の高い情報が知りたい時に書店に出向いてああいう配置を見たらそこで買う気失せるな……とも思った
表現が悪くて申し訳ないけど、綺麗な絵本と表紙からアウトなR指定本をごっちゃにして陳列されてるのを見てしまったような気分

年末年始に久しぶりに親戚達と会うの楽しみだけど、こういう集まりの場では絶対一回は「彼氏/彼女いるの？」とかそういう話になるだろうからそれだけが憂鬱　恋愛する人にとっては天気の話と同じくらい定番の話題なんだろうけど乗れなくて申し訳ない

Aセクであることについて「sei欲増進剤を飲めばいい」みたいな揶揄を見た時は、「この人自分が『他人にsei欲を抱くことは悲惨な人生だし、人間的な情緒に問題がある！他に好きなものがあろうと、そんなものの価値は他人にsei欲を抱いている時点でなんの価値もない！他人からそういう風に見られたくなかったら一生sei欲抑制剤を飲んでりゃいい、だってアローAセクなんでしょ？』って言われたらどういう気持ちになるか考えないのかな」と思った
アローAセクで他人とsei的な接触を持ちたいからそういう薬を飲むのとは意味合いが全然違うんだよ、Aセクの指向って

恋愛やそういう行為が好きな人を否定しないから、私のことも否定しないで

書いて残す理由と意義がよくわかる! 30代から始める「エンディングノート」のつくり方　読んだ
AセクAロマでいると「恋愛や結婚しないなんて将来どうすんの」と圧をかけられることが結構な割合であるかと思うし自分もそうだけど、「今から終活します」に切り替えてこれを読んだ
まあそもそも恋愛しようと結婚しようと人はいずれ死ぬんだから、エンディングノートはどんな立場の人間も書いたほうがいいんだけど
この本はエンディングノートの具体的な書き方や、元気で健康な時に把握しといた方がいい相続関係の話とか色々書いてあって勉強になって良かった　割とさらっと読めたのも含め

「一般的人間的な幸せを得て欲しい」って書き込み見て複雑な気持ちになった。

生き物としての繁殖活動は頭で理解できる。
でも、AV、他人の恋愛、恋愛ドラマ、恋愛要素が好きな人の気持ちが分からない。知らないおじさんが適当な俳優を組み合わせてつくった偽物のカップルを公開して楽しむ文化。

自分がAロマだからなのかはわからないけどメインが恋愛じゃない話で急に恋愛系の話が出てくるとうっ……ってなる
恋愛モノわかってて楽しむのは好きなんだけどな……

オタク系の話なのでさげ

年々過敏になってるかもしれないと自分でも思うけど、恋愛メインジャンルじゃない作品を読んでても「異性として魅力的に映るよう振る舞う」みたいな描写が出てくると辟易するようになってしまった
あっここでも異性愛規範があるんだな……みたいな　それが大体恋愛至上主義に直結しやすいし、マジで安心して読めるのがマスコット物の作品くらいしかねえ……

Aセクについて調べ始めた頃、告白された時に勇気を出して「Aセクなのでsei的なことはしたくない」と言ってその場では「それでもいいから付き合いたい」みたいなことを返されて付き合ったものの、結局「いつやらせてくれるのか」と言われてショックを受けたみたいなこと、自分だけかと思ってたけど他にも割といるんだな……と思って衝撃を受けた記憶がある
今だったら「どうしてそれでもいいと思うの？根拠は何？そもそもあなたはAセクというものについてどれだけ知ってる？ていうか、sei行為というものについてどう思ってる？」って相手が全部自分の考えを言語化するまで聞くんだけどね　sei的指向の問題なんて一時的に盛り上がってる感情だけで絶対解決できないから

この時期になると毎回思ってしまうこと
結婚出産しないことを親不孝と言われたり遠回しにそれに近いことを言われたりするけど
まるで「親不孝だろうと自分さえ良ければどうでもいいと思ってる」みたいな捉え方されると「親不孝なんじゃないかと悩んだこと大量にあるからこそsei的指向について色々調べたし、自分さえ良ければあとはどうでもいいと思ってないからどう生きるのがいいのか日々悩みまくってんだようるせえー！」と叫びたくなる

Xの愚痴なので下げ

「この人と幸せになりたい」も「こいつを使って自分の欲望を満たしたい」もどちらも「恋愛」で「その相手が好き」として扱われるのが理解できない
前者は自分には無い感情だけどそれが「その相手が好き」なんだってことはなんとなくわかる
でも後者、「好きだからいじめちゃうんだよ」とか「愛してるからやりたいんだ」は本当にわからない
だってそれ自分の欲しか無いじゃない
恋愛する人達はそのへんどう折り合いつけてるんだろう

プリンタニア・ニッポンというSF漫画があって作品として普通に面白いんだけど（詳細は語られてないけど世界観にポストアポカリプスっぽさが匂わされつつ、作中で描かれるのは不思議生物とのゆるい日常が多め）
強めの友愛が匂わされる瞬間は時々あるものの、恋愛描写一切なしなんだよね
そこの人間はコンサルと呼ばれるAIみたいな存在と一対一で一緒に暮らしてて生活のサポートをしてくれるんだけど、めちゃくちゃいいな……と思った
正直人間と一緒に暮らすことに今更希望はないから、ああいう風にノー恋愛でロボットやAIと暮らしたい

もし自分が何か恋愛しない作品を書いてて「ひよってんじゃねーよ」と言われたら「ひよってないからこういう作品書いてるんすよ」と言い返す気でいる

今日も擬態してきた〜マジ疲れた〜てめぇの筋肉なんか触りたくねぇんだよ気持ち悪ぃ！なんなんだろあのノリ。触りたい人だけ勝手に触ってればいいのに｢触ってみなよ〜！｣とか回してくんな！キメェ

色んなところで「あなたらしく生きよう」みたいなキャッチコピーを見かけるし、そういう自分らしさを活かすというのは自分がそう決めればすぐ実現できるもの、という扱いをされがちな気がする
多分それは「（大多数の人が受容できるレベルでの）あなたらしさ」だからであって、そうでないものは「あなたらしさではなく、あなたが直すべき欠点」扱いされる面があるからじゃないかなと思ってる
異性愛は社会から肯定されてるけど、未だにAセクAロマは否定されるのが多かったりね　どっちも同じ自分らしさの一部にも関わらず
なので体調悪い時に目に入った出会い系の広告とかで「あなたらしく」みたいなキャッチコピー入ってるのみると「いいな、他人から否定されない自分らしさを持っていられて」と思って鬱々としたりする
それでも1ミリも恋愛したいとは思わないし、別にそういう自分が嫌かというとそうでもないんだけど