アセクshaルから見たセッkuスと社会（アンジェラ・チェン著）を翻訳した方へのインタビューが左右社のnoteに記載されてるのを見つけた
この本がアメリカの社会やセイ事情、そしてフェミニズムを踏まえた上で書かれている本なので、日本とアメリカの事情の比較を交えながらインタビューしてるんだけど、後編が特に良かった
（Aセクに限らない、クィアを取りこぼさないフェミニズムに対する文脈になるものの）差別をする人に対して一から話すよりは、差別に意識的である人に話すことが良いだろうとか、あるいは自分が興味のある団体や講演会に行って講師の人と話すのも手とか
完璧にやる必要性はない、という言葉に何かほっとしたし「ちゃんと絶望することで課題が見えてくることもありますが、それ以上にちゃんと希望をもつことも大事だと思います」という言葉が力強かった

AceAroでも誰かと家族になることはできるって幻想をずっと抱いてたけどやっぱり無理なんだよね
それが当たり前に出来る未来にしたいなとは思うけど
自分に何ができるんだろうな

下の人に便乗する形でアレなんだけど、ケーキ(甘い恋より甘いお菓子)やトランプの1(Ace→エースと発音することから)をモチーフにしていることもあるとかとか
確かに恋愛で腹は膨れんのよ

ドラゴンはカッコいいし強いしどこまでも自由な感じがしていいよなと思ってたら、AmazonでAセクドラゴンなるTシャツとパーカーが売られててびっくりした
しかも可愛い　ちょっと欲しい

AセクAロマのシンボルの一つにドラゴンがあるのは、「恋愛映画よりドラゴン映画の方が見たい」という意味合いなのか
てっきり「AセクAロマはドラゴンのように存在しないものだと思われているから」だと……

でもよく考えれば「恋愛しない人間なんていません」「性なあれこれを求めない人間なんていません」という社会通念がかなり強い以上、
それなら「AセクAロマはドラゴン以上に存在しないものだと思われている」の方が正しいか

今まで見かけたAセクに対する偏見や誤解と願望？をまとめてみた
・モテないやつの言い訳
・中二病
・（Aセク以外の人を）馬鹿にしている／否定している
・感情がない／心がない／優しさがない
・時間をおけばそのうち交際やsei行為をしてくれるはず
・自分となら交際やsei行為をしてくれるはず
・自分以外となら交際やsei行為をするんじゃないか
・自分がsei行為すれば治る
・人間の容姿の美醜を判別できない
・モテる異性に冷たい態度を取るはず
・モテない異性のこともチヤホヤしてくれるはず

なんかAロマAセク全然わかってないのに、理解者気取ってる文章を読んでしまった
三次元の推しがいない→普通にいますけど？
美男美女を見てもときめかない→恋愛感情じゃないだけで、かっこいいなーかわいいなーとは思うぞ！？

愚痴愚痴してるのでさげます

ラブレス（アリス・オズマン著）読み終わった
誰にも恋をしたことがないジョージアが主人公
キスをしたことがないし、片思いもしたことがない
大学入学を機にジョージアは恋をするための計画を立てるが……という話
読んでて呻いたりわかるわかるわかるになったよ……運命の人に出会えてないだけとか、自分が恋愛できるんじゃないかと思って親友と恋愛関係築こうとしたりとか、自分の指向が分かった後も、恋愛に対して楽しそうな周囲にざらついた気持ちになったりとか ハッピーエンドで終わるのでそこは安心なんだけど
ただまあこれは恋愛がしたかったAセクAロマの子が自分の指向を受け入れていくまでの話なので、そもそもまるで恋愛したくないタイプの人にはピンとこない可能性はあるかも
洋書だけどkindleだったら翻訳機能付きなので話の流れは何とかわかる　でも早く和訳版がほしいとは思った

もし自分が魔法使いだったら「恋愛したくないしわからない」と言う言葉に「運命の人に出会えてないだけ」と喋ろうとしたら一言も声を発せなくなる魔法を開発してたと思う
もう本当に苦痛　それくらい聞きたくない言葉だと理解してほしい

かれこれカミングアウトをして1年経つけど全然理解されてる気がしない
家族から「変な男が嫌なんだろう」「そうじゃなければ大丈夫なはず」みたいなことを言われ続けて正直鬱になりそう
本音で言えば結婚して家族を持ってくれないと安心できないと言われて「ああ永遠に理解されないんだな、私が私として生きるなら罪悪感を抱え続けるか、自分をkoろして生きるかの二択しかないんだな、生まれてこなければ良かった」と思ってしまった
明日こそ目が覚めなければいいのに
目が覚めるなら自分が自分のまま生きていくことに何の苦労もない世界線ならいいのに

自分だけかもしれないけど、AロマAセクって何かを認めてもらわないと存在できないわけじゃないから（恋人いないの？みたいなイジりはあるかもしれないけど）他のlgbtqの人にそんなに仲間意識？みたいなのを持てない
むしろこの世には人を好きになる人とならない人がいるって感覚だから同性愛者も異性愛者と同じくらい遠い所にいる感覚がある。だから「どんな愛でも素晴らしい！」みたいな作品や考えが広まったり受け入れられていく程に勝手に疎外感が強まっていく。なんか輪に入ってないよね

恋愛モノの漫画も普通に読むのだけど、プラトニックイチャイチャを可愛いなぁと読んでからコメントを見ると「結婚しろ！」「抱け！」「ベッドシーン映して！」って書き込みが多くてヴッ…となる。
作中にマウスtoマウスなマジのキスとかやりましたなシーンが入るとやっぱりヴッ…となる。
そして、そんな雰囲気の二人じゃなかったのにと悲しみながらブックマークから削除するのです。

恋愛するのが嫌で、でも将来共にする家族（パートナー）は欲しくて結婚するならお見合いがいいと言う度に親から「恋愛結婚以外ありえない！職場で自然と気になる人がいつか見つかるよ」って言われてた。友人に話しても「それってパートナーのお金目当てみたいで最低」だと言われた。そういう意味じゃないのに。恋愛感情なくても相手に対して尊敬の念は抱くじゃん。家族になるには恋愛を必ず過程にいれないと駄目なのか？恋愛に否定的な人間は、老後も自分の隣に一緒にいてくれる人を欲しがる権利もないんか。
世間の価値観なんて変わっていくものなのに、それに合わせて信念曲げたら自分の幸せなんて掴めないよ。どうせ不幸になるなら自分がやりたい選択で失敗する方選ぶ。本当に辛い時、世間や世間体は自分のこと守ってくれないのになんでこっちが望んでいない選択肢選ばないといけないんだ？失敗した時助けてくれないのに。

若い女ってだけで将来子供を産み育てると決め付けられるのキッツいな

AセクやAロマでいることが厨二病って言われやすいの何でだろうな
恋愛的に他人に興味を持たないのが「周りと違う自分カッコいい」とか「世の中斜に構えて見過ぎてる、ひねくれてるからだ」みたいに見られやすいのかな
実際周りと違う自分カッコいいどころか、大人になった今も周りとの違いに悩むことだらけだよ……恋愛したくない自分についてはしっくりきてるけど、それは他人と違うことで発生する色々な嫌なことを全部飲み込んでるかとは違うし
ひねくれてるとか斜に構えすぎとかに対しては「恋愛したくないことで『人格に問題がある』と言われたり、『恋愛したくないなんて可哀想』と見下されたり、あるいは恋愛したくないのに恋愛を強制されたり、対象が自分じゃなくても恋愛しない・したくない人間に対する差別をネタにして笑う人を少なからず見続けてきて、他人をすんなり信じられると思いますか？」と聞きたい

アセクは厨二病、とか言うけど、自分がアセク気質であることを認めないまま恋愛結婚市場に突撃していくほうが自分も相手も不幸にすると思うんだよなぁ
たとえsei嫌悪、恋愛嫌悪がなかったとしても、欲求がある振りをするためは嘘を吐く必要があることに変わりはないわけだし

お嫁入りをテーマにした歴史漫画の感想
ちょっとネガティヴかも、好きな人がいたらごめん

信頼できる共同生活者は欲しいけど恋愛も性愛もいらないっていう「この料理単品で頼みたいのにセットしか無いのか…」状態

◯◯は恋愛禁止とか◯◯は恋愛しないとかそういう表現がある創作物ほど安心できない気がする
代替中盤から終盤で覆されるから