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読者にとっては架空である十二の国々も、物語の舞台になってはいなくとも詳細な背景が作り込まれているんだろうなと想像できるし、何かを起こそうとする者、起こした者、巻き込まれた者、自ら渦中に赴いた者、それぞれそこに至る過程や周囲の人々の状況、心情も緻密に描かれていると思う。
その反面、読者に想像させる事も忘れてない。 -
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この物語にはある意味で完結はないし、同時にどこを完結と捉えてもいいのかもしれない。
王となり国を建て直せば完結なのかと言われれば否だし、王となれば統治に終わりはないが終わらない王朝もないし…一体どこを終わりと見做せばいいんだろうって思ったら、物語としてはどこを区切りと考えてもいいんだろうなと…
続きが気にならないと言えば嘘になるが続きとは何だろうとも思ってしまう。
陽子や驍宗らが築いていく国の行く末を見たい気もするけど、どこで完結したとしてもいずれは無くなるって考えると遣る瀬無いなあ。
それでも必死に生きる人々こそが主役の物語なのかもしれない。 -
土日に読み進めようと思っていたけど、結局一日中読む手が止まらなかった。
物語の中で好機が訪れれば気分も高揚していくし、窮地に陥れば成り行きが気になりハラハラする。この作者はこの塩梅がとても上手い。引き込まれる。
長くなりそうなのであとは下げる。