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  • T4lDG.2月25日
    返信先: @自分 固まっていた人々は、急に静かになってようやく自分たちが目を瞑っていたことに気付き、ゆっくりと瞼を開いて上をみた。急な静けさの原因を知りたい者もいたし、何かが終わったのなら、何かが目の前に現れるんじゃないかというものもいたし、専門家に説明を求めようと考えたものもいた。
    しかし、その静かな一瞬で全員等しく上を向き、そしてまた、全員等しくその〈笑い声〉を聞いた。
    下卑た、下品な、喜びに満ちた笑い声。
    ケタケタと馬鹿にし、見下すような色を曝す嘲笑が、天から人々へ降り注ぐ。人々は、怒りと同時に、絶望に似た無力を感じていた。──我々は、誤ったのだ。出しては行けないものだった。聖なる存在などでは無かったのだ。
    笑い声は騒ぎ出す、姿も見せず。
    「許しを、赦しを出しおった!!得たり、得たり!!我ゆるしを得たり!!」
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  • スレ主(T4lDG.)2月25日
    返信先: @自分 人々は、決して離れないように家族同士を繋ぎ止め、笑う声から逃げるようにして家まで急いだ。笑い声は、逃げる人々の背に向けて、急かすように、甚振るように、より一層声を上げ、笑い声を低く遠く震わせた。