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おすすめ本紹介ったー
おすすめ本紹介ったー
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私は安部公房のカンガルー・ノートとかが好きです
下村敦史(しもむらあつし)
問題を起こした会社の社長が首を〇〇てなくなった。それに関与したであろう7人が廃墟に集められる。犯人だけが生きて出られるとあって、それぞれが犯行を自供しあうのだけど…
ってな感じの内容。タイトルがすごく意味を持っているなと。いろんなことにタイトルが掛けてあると思うとすごいなと思った。面白かった。
逸木裕
五つの季節に探偵はの続編。
まあ五つの季節に探偵はの方を読んでなくても楽しめる。人の謎を暴かずにはいられない探偵森田みどりの物語。短編集でどれもテーマがよかった。一癖も二癖もある探偵ものほんと好き。
定番だとジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」とかサイモン・シン「フェルマーの最終定理」
事件ルポの「死に山」「大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件」などが面白かったです
よくよく練られたパスティーシュ
舞台を植民地化された香港に置き、当時の複雑な情勢を踏まえつつ、満州族生まれの探偵が謎を解明する
原作知らずに読んでも面白く、知った上で読むと二度美味しい
巻末の註も読み応えあって、そこからさらに検索したくなる
余談だけど、ホームズものを翻訳出版したのは中国が日本に先んじていたそう
本作もその時使われていたホームズたちの名義で書かれている
変わった家の見取り図の解説を見ながら読めて楽しめる
アトラスの同名ゲーム作品の原案として刊行されたラノベ。ゲームをやり直す時間がなくて代わりに読みました。
人生初のラノベだったので読む前は少々舐めていたんですが、話が進むにつれてどんどんSF要素が増して行って、最終的に神とは、人類の進化とは、この世の救いとは、という宗教的な話にまで踏み込んで、滅茶苦茶ハードSFでした。
お見それしました。
陰鬱で、どこか不可解で、決して楽しい物語ではないけどいつかまた読み返したい。そんな小説。
加藤諦三
三島由紀夫
人を選ぶ怪作、でも紛れもない傑作。
(忙しい人はアニメもおすすめ。)
とにかく、脳が拡張されるわよ。
最後、きっとタイトルを見返したくなる……
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
ひとの気持ちが聴こえたら
を並列で読む
日本大好きシドモア一家の人力車日本横断旅行記。
明治時代のアメリカの大金持ちの旅行なのでたまに言いたいことがないでもないが(なんでも金で解決しようとするとか)、どこを読んでも著者のエリザ・シドモア女史の日本への愛情が感じられるのは好印象。ちなみに比較対象にされがちなイザベラ・バードの方は結構辛辣らしい。読んだことはないが。
エリザ・シドモアの良いところはキリスト教圏の人でありながら、日本の神道や仏教やあるいは庶民の習俗等もそれはそれで良い、と心から思っているところにあると思う。
女の子達が韓国アイドルを目指すストーリーなんだけどとにかく絵が上手い。単純に絵が綺麗なのもあるけど、ダンスシーンの演出がほんとに良い。全部ひっくるめてキャラクターを魅力的に見せるのがめっちゃくちゃ上手い。