返信の受付は終了いたしました。
-
-
- 読み込み中...
評価点としてはヴィクトリア期のイングランドの世界を描写できていること。被覆や馬車はもちろんの事、蒸気自動車が動くところはおおっとなった
エノーラの感情の機微が描けていたこと。ガールミーツボーイであり、エノーラからテュークスベリーへの感情の変化。鉄板ですがこういうのはいいところ
それとエノーラの「5ポンド払うから服を交換して!」は「おっ、これから何かが起こるんだな」というワクワクのトリガーになっているのが良かった
母親と再会できた後のハグで「もう少しこうしていたい」「私もよ」。ありきたりだけど、だからこそ染みる。会えていなかった親子の再会だ。感触を確かめたいのが心というものだろう
また、第四の壁を超えて度々エノーラが我々に語り掛ける。これは特徴的。だからこそ最後にエノーラが視聴者に呼びかけるところが効果的になる。が、問題はそのメッセージの内容で。前述の通り
そして、主演の演技は三流映画にしては良かった -
全てが【女性が気持ちよくなるための装置】として動いており非常に歪で気持ちの悪い出来
エノーラの無鉄砲さ、向こう見ずさも、年若い少女だからと納得することが出来るが、前述の通りとにかくストーリーラインのための全てが気持ち悪いデザインになっている
そのあたりを飲み込み、「ああ、これこそ私の求めていたものだな」と思う人だけが楽しめるのでしょう。男主権の体制が気に入らない人、あらゆる細部が気にならない人
ミステリーとしてのつくりも正直お粗末。そこがいちばん期待して見始めたのにという怒りが一番強い。ミステリーさえまともならエノーラの気持ち悪さも飲み込めるものなのに