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まず学習能力とその他の心理的な影響(具体的に言うと不安が強いとか、自己肯定感が低いとか)は分けて考えた方がいいと思います。
前者は遺伝による影響が大きく、後者は幼少期の生育過程による影響が大きいです。
主さんの仰っている"歪み"が前者のことを指しているのであれば単に遺伝的な差が出ただけだと思います。後者を指しているのであれば、"主さんにはたまたまネガティブな影響が出なかった"と考えるのが正しい理解で、自分の生育環境には問題がなかったはずだ→だから親のせいではない→生まれつきの性質だ・自己責任だ と考えるのは少し待ってほしいなと思います。
幼少期の生育環境 と言うと親子関係にフォーカスされがちですが、自分以外の兄弟の影響も大きいです。
このあたりはカウンセラーの根本さんが兄弟姉妹の心理学という本を出されてるのでもしご興味があれば…ですが、1人の子がやんちゃだとバランスを取って他の子がわがままを言えなくなったり、1人の子を親が叱っているのを見て育った子は「ああいう行動を取ると愛されない」と無意識で学習して自分の行動をコントロールするようになります。
そうやって学習した負の解釈が大人になっても影響します。
なので同じ親のもとで同じように育ったとしても、兄弟間でその環境から得る"解釈"は異なります。
人間はある物事が起きた時に現実をありのままに捉えることはできません。必ず自分なりの解釈が入ります。認知行動療法の基本となる考え方として、事実→解釈→感情→行動というステップを踏みます。
この"解釈"(≒認知)に歪みがあることで様々な生きづらさが生まれます。そのためアダルトチルドレンの克服はこの認知の歪みを正していくことになります。
で、ここまでの話とは別の視点から言うと、今の自分の考え方や性質は「生まれ持ったものだ」と理解しようとすると、それこそその人はただの"不運な人"になってしまいできることが何も無くなります。
なのでそういった観点からもまずは自分の幼少期の経験に何か原因が無かったか?を探ろうとするのは間違った取り組み方では無いと思います。
長々と失礼しました! -
というのは、私の家庭は親がいわゆる毒親で3兄弟の真ん中なんですが、確かに色々問題はありましたが、私だけ頭が良くて他二人のような極端な歪みが起きなかったんです。これって、同じ親なのに受けてる影響がそれぞれ違ったという事なんです。だとすると、家庭環境も確かに大きいですが、本人の持って生まれた資質や捉え方で、大きく変わる気がするんです。問題の根本原因を親とする、というのはなんかその辺私としては引っかかるんですね。
しっかり分析してくださったのに、後半ちゃぶ台返しのようになってしまったので、理由を添えました。
長々と失礼しました。