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本読んだー!
13ページ目
犯人は有名すぎて知ってたんだけどそれでも面白かった
犯人知る前に読みたかったなぁ
ジャンルとしてはノンフィクションの生物教養本で、魚類分類学者の生涯とジャーナリストである著者の半生の二つを軸にして話が進んでいくんだけど、意外にも愛に溢れた結末だった。学生とか若年層こそ大人になる前に読んだ方がいい本だと感じたなー
とある長屋を舞台にした短編集で、人生の悲喜こもごもを描いている。
辛いだけではなく、その中に幸せや救いもあるような話だった。
最後の話で登場人物達のその後が語られているのが良かった。
古本屋・十月堂を舞台にした短編集。漫画です。故人の本を整理する話や、読書が苦手だけど本が好きな青年の話など。本の良さが全面に押し出された話もあれば、本は脇役のように添えられているだけの話もあり、どれもよかった。
この作者の「冥の水底」が良かったので他の本もと数冊借りてこの休みに読んでみたけど、その中ではこの本が個人的に一番面白かった。
積読崩しで久しぶりに米澤穂信読んだけどやっぱ面白いわ。「痩せたお父さんなのに大喰らい?」とか「自刎なのに受動?」とか引っかかるところを保留して読み進めるこの感じ、書き手を信頼してるからこそ無心に楽しる。主人公が同世代であの頃の街の雰囲気思い出しながら読めたのもよかった。
浄土真宗を起こした親鸞の言葉を弟子の唯円が書き留めた書物なんだが、素朴かつ理論的で好き。日蓮は親鸞の師匠の法然の「念仏を唱えれば極楽に行ける」という教えを痛烈に批判し、「念仏なんか唱えたら地獄に落ちる」と脅すんだけど、日蓮の脅してマインドコントロールするところがカルト臭くて嫌い。まあ他の宗教もコミュニティを守る為に異端排斥する部分はあるけど
親鸞は「そうかもしれませんが、私は念仏以外に往生できる方法を思い付かない知恵も徳もない人間なので、法然聖人にだまされて念仏をしたために地獄に落ちても後悔しません。皆さんは自分の意思で念仏を信じるか決めてください」て反論するわけだが、個人の自由意思認めてるところが時代先取りしてるわ。あと師匠、弟子、孫弟子の信頼感にぐっとくる
(教養として面白いなと思ってるだけで浄土真宗の信者ではない人の感想です)
コミカルな探偵ものかなと思って読んでみた。
起こる事件は残忍な殺人事件とかではなく、人情味溢れる下町を舞台にちょっとしたトラブルを解決せんと(なし崩し的に)探偵の真似事をする主人公と個性的な助手(自称)や愉快な住人達が暮らしている、そんな作品。
だけど読み終わると何となく遣る瀬無さが残った。
比嘉三姉妹と野崎を中心とした短編集。
一周読んだだけで分からなかった話があって解説を検索してしまった(笑)
解説読んで「あー!」と思わず声が出た。納得。
単純に比嘉姉妹だけの話じゃなく、これまでのシリーズに登場した様々な人たちが
違う話で時間軸を前後しながら登場するので「あの時のこの人が…」みたいなのがポロポロ出てきて繋がってくのが楽しい。
次も短編集になるみたいなので楽しみー!
読んだぞーー!!!
衝撃の一文、なんてハードル上げてその一文が分かるんかいな。なんて思ってたけどその一文読んだ瞬間時が止まりました。
読んでない人も別に今読まなくて良いけど、題名だけは覚えていてね。10年後20年後50年後にでもみなさんにもあの一度きりしか味わえない衝撃を味わって頂きたいです。
江南(かわみなみ)って人が出てくるんだけどどうしても名前が覚えられなくて最初カンナムって読んでました。笑
引きこもりと主婦という全く接点の無い2人の主人公の視点から、とある一つのおかしな家との関わりを描く。ラストにかけてまさかの…って感じ。
引きこもり主婦である自分には色々刺さるw
怪異の現れ方が独特。怪異が影響を及ぼしてきた時の文章の恐怖表現も良い意味で気持ち悪くてゾクゾクさせる。
比嘉姉妹シリーズはぼぎわんから数えて3冊目だけど、やはり刊行順に読むので正解だった。
『ぼぎわんが、来る』では最強だった琴子の幼少期や若い頃の話なので「あの無敵の琴子が…!」ってなったり、映画で人気だったあの人の名前もチラッと出たりと、ぼぎわんの下地がある方が楽しめる。
比嘉姉妹や比嘉家について、少しずつ明らかになってきてるから次も楽しみ!
原作小説の方を読んでコミカライズも読んでみた。多少省略されたりはしているけど原作の雰囲気を壊さずコミカライズされててこちらも面白いと思う。
読書にまつわるエッセイ集。好きなので再読。
子どもの頃「人生は模索の連続で常に正しい判断をしないといけない」と思っていた江國さんが、とある本と出会い「世界は私に何も要求していない。世界はこんなにも調和していて美しく、私はただそこにいればいいのだ」と気づくエピソードが大好き。
ミステリと言えるか微妙だけど、アクションありコメディあり殺人ありではちゃめちゃで面白かった!正直ミステリでは無いと思うけど作者の文体や価値観が好きなんで早世されたのが本当に残念
人間の証明ってそういうことか、と思わされました。
ブロードキャストとか物語のおわりとか、最近読んだのに明るい話多かったから、久々に嫌ミス発揮してるの読んでめっちゃ嫌で笑っちゃった
最悪に最悪を重ねてくるなあ…「強いて言えばこの人が一番悪いかな」とは思うけど、みんなそれぞれ嫌な面はあるんだよな 嫌な気分だ…いい意味で
遠藤先生の得意な無情さと悲しみと、底をついて初めて救いが見える展開には毎回考えさせられる。
長谷倉は先生ご自身の投影も入ってそうだけど、ベラスコのような傲慢なクリスチャンの思考回路をここまでリアルに書けるのもすごい。こういう人物像も書けるんだ…
個人的に、枢機卿がベラスコに言った「愛の方は愛のために政治の世界で殺された」という台詞が一番印象に残ってる。
全体的に勢いもあるしキャラクターも個性的で面白く読んだ。読んだけど、キャラクターがキャラクター過ぎて現実味がないというか、作られた世界観といった感覚が強くて入り込めない部分もある。
冴えない見た目で失態の多い〇し屋とかコンセプトは嫌いじゃないけどミステリを求めて読んだら違うなあという感じ。でも高校生達が自分たちのテリトリー(屋上)の平和を守るため事件解決に奔走する活劇ってライトな視点で見れば楽しめる。
キャラもトリックもストーリーも全然好きじゃなかった
特に主人公とヒロインは時々鳥肌が立つ程気持ち悪かったからなんか伏線かと思ったら全然そうじゃなくてびっくりした
作中作が昔流行って炎上もした作品って設定だけどこれが流行ったりノンフィクションと本気で思われる世界ってどういう世界なの?といった感じでそれをネタにシリアス展開をやられても冷める