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本読んだー!
25ページ目
因習島ミステリー。小野先生って地理や建築にも造詣が深いんだろうな。他作品もだけど舞台が作品のためだけに作り出された箱庭って印象が全然なくて実際に存在してるかのように詳細できちんと登場人物の目線で想像できる。それに淡々と話が展開していって、冗長だと感じるところがあんまりない。読者が予想できることに探偵役がなかなか気づかなくてイラッみたいなもったいぶりもなく、超展開すぎてついていけないよということもなく。物語に入り込みやすい。合理的な小野先生はミステリも達者。面白かったです。
ガルシア・マルケス
読めた!読み切れたよ!
もう朝になるよ!
読み進むにつれて図形か頭に浮かんで、ページがすすむごと長くなっていったその図形が私にとってのこの本の感想
この捉え方はおそらく大きく外れてはいないようなので初読の感想としては良しとします
ネタバレ下げ
なんだかんだで初東野圭吾。ドラマ版見た時も思ったけど読了後の無常感きっついな…
本当に当人達の視点で一切書かれないのにこんなに心情を想像できるのもすごい。
雪穂はあの後どうやって生きていくんだろう。
日常の中にいたと思っていたら不思議な事が起きていて、いつの間にかそこに迷い込んでいる。この不思議な事の裏では何かもっと別の事態が起きているのではないだろうかと想像が膨らむ。そんな感じのお話。
人間の思考(認知やバイアスなど)についていろんな実験例をまじえて分かりやすく書かれていてとてもおもしろかった。普段なにげなく思っていることが思い込みであったり、なぜそう思い込んでしまうのかが分かってなるほどなあと勉強になった。
面白いけれど決して楽しいだけのファンタジーではなく、一時の平穏はあれど続けて読むのは結構しんどい。でも面白い。
次は「白銀の墟 玄の月」を読もう。これまた長編で楽しみだ。
ご想像の範疇の話といえば範疇かなぁ。主役2人の過去話はさらっとしてるけど、まあ特筆する事件は過去に有っただけ感
オチというか、貧しい子どもたちの話にフォーカス行く感じとか産院がどうのこうのは女性作家らしい感じもするかなー
はこぶね、銀河の…野亜高校シリーズの高校生のちょいちょい君たち(中高生向けの話なのに)意外と重い設定お持ちですね感ある話お出しされてたので、それなりにダークな側面はダークだったかなぁ。逆にこっちを先に読んでたら、そりゃあの話書くんだからそこそこ設定重いよなぁとなるのかもしれない
サリンジャーの本をジャケ買いというかタイトル買いして(だって長いじゃん…!)夢中になって3日で読み終えてしまった
ライ麦畑の後日談と、続く作品では主人公の兄やその友人が主役になっている面白い構成の短編集だったのだが、前の作品で親しんだ登場人物が行方不明だったり亡くなったりしているのは読んでいて切なくなるものがあった
大人向け描写ありの賞をとったデビュー作を含む連鎖短編集。どこかで誰かと繋がってる話
女向けなのと、大人向け描写ありなのは注意だけどすり鉢のような小さな街の暮らしや海の近くのとある街の話等、泳ぐ魚たちのようなイメージがなんだかいいね
個人的には52ヘルツのクジラたちより好きかなー
先に「月の影 影の海」を読んでいたので十二国記の世界観や用語等はそれなりに理解しつつオカルト要素もかなり楽しめた。
先にこっちを読んでいたらどう楽しめただろう…とふと頭を過ぎったけどもう読んでしまったので考えても仕方ない。次は「風の海 迷宮の岸」を読みます。
織物は縦糸と横糸を交互に絡ませて作られる。
戦争が始まっても織物に魅入られて生きる芳乃と、生きづらさの中でもがく現代の詩織の物語が一章ごと交互に綴られ、なるほどこれは縦糸と横糸なんだな、と。
読み終わったあと、しみじみタイトルを読み直してしまった。
父親のくだりで祝福のようで呪いでもあることも描写していたのもよかった。
なんとなく図書館で借りた本だったのに、ものすごく刺さってしまった。面白かった
屍人荘ではすぐ退場だったけどめちゃくちゃいいキャラで読み始めた時探偵はこの人でシリーズ化してるんだと思い込んでたからそんな〜!ってなってたけど、こうやって2人の話書いてくれてとても嬉しい 剣崎さんも好きだけど…
お耽美〜〜〜〜〜☝️ってIKKOさんみたいに言いたくなった。映画も観たけど良かった。おフランスで映画化とかカッコ良すぎる。
うわーん!怖かったー!変な地下施設なんか行かないようにしようね!!
エピローグが全て!これは2周目読まざるを得ないよー!
なんとなく犯人はこの人かな~って思ったし、実際当たってたけど!けどなんだよ!
とにかく読後感がね、ほんとにね!今はテンションぶち上げしてる!
個人的に探偵役の人間味が犯人にかける言葉とエピローグにて見れたのが好きすぎました。最高。
とことん我が道を往くエリンの物語のような気がするし、振り回された立場とは言え、逆に我も強いから振り回した立場である気もする
恐れず進み、謎を謎のままとせず知りたい探究者
でも、近くにいたらめんどくせぇなコイツって目でしか見れない気もする
リョザのその後どうなったの?とか闘蛇はどうなったの?とか割と気になることはあるんだなぁ、これが
小野不由美作品にハマりこちらで「十二国記」をおすすめされたので読んでみた。オカルトやミステリは好きだけどファンタジーはあまり…という事もあって読もうと言う選択肢になく特に調べもせずにいたけど、逆に調べてない状態で読めて良かったかも。
元より所謂「仙侠物」と呼ばれるジャンルも好きだし、その系統のファンタジーよりならもっと早く読んでみても良かったな。そっちを嗜んでいたらこの世界観にもすんなり入り込める。
・千駄木に土地勘があったので主人公が歩く町の様子を鮮やかに思い出せた そして鴎外を思わせる人物宅の前に来ると「あの皮肉ばかりの老作家…」とディスっていて笑った
・作者の神視点に時々主人公の日記が混じる構成がよかった 未亡人と何かあったのだなという場面を(ここで日記帳が一枚破られている)と表現したのうまい
・最後のページに突然鴎外本人が出てきて「70日の出来事を書くのに2年かかっちゃった。もうおしまい!」と言うのでめちゃ笑った
五篇からなる短編怪談集。怪談としての恐ろしさもさることながら読み物としても面白い。
人間の道理も常識も通用しない魔物か不気味で妖しい何かを想像して、気味が悪いけど同じくらい好奇心を掻き立てられる。
光 道尾秀介
きこえるのほうは人怖系かな?文章と共にQRコードがついてて、実際何が起こっていたのか音声でも楽しめる。QRコードはYouTubeにつながるんだが、音声だけならYouTubeじゃなくて良くないか?(広告入っちゃうし)って思ってたんだけど、最終話でとんでもないことになってひぇ〜〜!となるのでオススメ
おすすめ本紹介ったーで教えてくれた方ありがとうございます!
光はホントはシャドウを読みたかったんだが、図書館だと大人気で借りられなくて、代わりになんとなく借りた本。素直にジュブナイルもの。でもこの作者独特の構成の仕方や心情描写があって魅力的でサクサク読めた。道尾秀介は人怖ホラー専門の作家かと思ってたから、爽やかで印象に残った。まぁ怖いとこもちょいあるけど、他作品よりはソフト目かと!