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本読んだー!
26ページ目
今回の小説も情け容赦がなかったけど、ページをめくる手が止まらずほぼ一気読みした。
序文で著者の考えを知ることができたのも個人的にはうれしい。
著者は今後はミステリーを出す気はないようなのが残念。
主人公に共感した。私も、私に適した形で生きていきたい。強くそう思わされた。
鼻が勝手に出歩くという部分だけ知ってたんだけど本当に歩いてて面白かった
不快にならないタイプの奇怪さでだいぶ好みかもしれない
モフモフのくだり好き。桜庭先生、作品によって感じが変わる。じごくゆきっ書いた人と思えないほのぼのした瞬間があったり。主人公の50代60代特有のまたどこかで逢えたらいいわね感好き。ほんとに会えそうな可能性がある年代だから。
子供の頃に迷い込んだ不思議な夜市で弟を売ってしまった兄が弟を買い戻す為に再び夜市を訪れる「夜市」と、人ならざる者が行き交う古道に入り込んでしまった少年とそこで出会った青年がある目的の為に旅をする「風の古道」の異界系のホラー短編が2編。
不思議でちょっと恐ろしい。だけど恐ろしさよりも感傷的な気持ちになる短編でした。
そこはどこかにありそうな風景、だけどそこは普通じゃない…そんな話が好きならおすすめです。
読み終わって思ったのは、これは子供の頃に読んだ方がきっと楽しいだろうな、という事。内容は子供向けとは思わないけど何となく童心に帰ったような心持ちで読んだ。
何となく目についてオカルトなのかなと手に取ったけど、それだけじゃなかった。
ハイスペ美形と平凡地味女のありがちなラブコメ漫画と思いきや、テレパス美形兄弟が覗き見る主人公の空想がクスリと笑える。
何をどうしてもわかってもらえないし相手の都合のいいように受け取られたり拒否られたり解釈されるので、最初から嘘をいっとけばいいよなと思った。
どれだけ言葉を尽くしても、1番つたえたいことはまるっと無視されて、心底どうでもいい表面的なことだけなぞられてわかった顔をされるのはどうしてなんだろう。
この人はずっと溜め込んでる鬱屈や苛立ちを出力し続けて、結局は誰にもわかってもらえずに終わるので、こうして本を書き続けてるような気がする。妄想だけども
約百年前が舞台のある医師の話
夏川先生の訳だからという単純な動機で読んだ
上下巻一気に読了
止まらなかった
先日森鴎外記念館に行ったので記念に買って読んでみた
執筆当時も亡き君主の後を追うという行為に賛否があり、筆者はどちらかというと「賛」寄りの立場で表題作や他の短編を一気に書き上げたそうだ
でもやっぱり登場人物たちテンポよく○にすぎやろ…後を追っても追わなくても後ろ指をさされるのは気の毒だったけど
19世紀末の南米チリを舞台とした一家3代の物語。すごく面白かったがいろいろ起こりすぎて具体的にどこが良いか表現しづらい。
タイトル通り不思議な力を持つ人物が登場するが、軍事クーデターなど実際の出来事を下敷きに書かれており、ストーリーの軸は現実的で残酷であった。文章は平易で読みやすい。後半に進むにつれ読むのが苦しいシーンが増えていくが、展開が気になるので一気に読んでしまった。
ガルシア・マルケスの『百年の孤独』と比べられているらしいがこちらは未読なので読み比べてみたい。
イヤミス…ではない気がするけど、殆どの話にモヤモヤ嫌な気持ちが残る短編集。個人的には面白かった。本のタイトルにもなってる「夫の骨」は気持ち悪さもあるけど一番好き
人怖と言えばそんな気もするけど、実際に起こりそうな予感を感じるから気味が悪い。一番最後の短編「かけがえのないあなた」ってさぁ…
ニート忍者ということらしいが生きるためには自活は渋々やるし、忍なので上からの強制的任務からも逃げられないし必要とあれば自主練もしてるらしいのでだいぶ真面目な印象。見た目に反し、忍には不向きな冷徹さを持てない辺りも不十分さが伺えるが最初の試練に同僚忍勤務中にあえて凸する辺り、割と度胸もあるのでは?そして心優しい側面もある。だからこそ忍には向いてない
3歳の頃より生きるか死ぬかを常に迫られた人生から、伊賀を追い出された彼の数年の物語
忍として生きるのか、自由を生きるのか……
大体の種は察しが良ければ歴史を知らなくても読めると言えば読めたが、なんやかんや最後まで読めた。同僚との結託、そして…。最後の最後のやりとりは読めなかったなあ。君、そうだったの!?ってなった。さすがニンジャ
大阪の人って豊臣ラブで徳川好きじゃないんだ、そうなんだ〜。知らなかった
東京創元社70周年でブルーピリオドの山口つばささんが表紙を描いてます。
ちゃんとミステリーなんですが……。何かしらの創作をしている人がこの小説を読んで、あれこれ考えを巡らせるとイロイロと考え込んでしまう気がします。
読み終わって最初を読み直してみると、主人公がどんな気持ちだったのか……。
なんとなく手に取った小説ですが面白かったです。