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本読んだー!
24ページ目
ある著名な霊能者が残した予言を確かめる為に何も無い島に旅行に出かけた幼馴染の三人組が事件に巻き込まれる話。
島民の恐れる怨霊の正体とか仙人みたいな風貌の人物は容易に察しがついたけど、友人の口調や言葉、周囲の主人公に対する態度、時々に表現される数字に違和感を覚えつつも最後まで割と騙されたまま読んだ。むしろ怨霊とか仙人の正体を分かりやすくして、それを隠れ蓑に違和感の正体を巧みに隠してたんだろうなと思う。なるほど、これは確かに初読はミステリで二度目はホラーだ。
久しぶりに読み返した。やっぱフツメン面白いわ。ちゃんとイラストもイラッとするフツメンなのがいい。1、2巻はちょっと苦痛で面白くなるのはやっぱ3巻からかな。キャラがみんな人間的に汚い部分だらけなのが他にはないと思う。性格だけじゃなくて描写も色々汚いけど。
文化祭編
卒業旅行編
ブレイクダンス編
シェアハウス編
職業体験編
アルバイト/学習塾編
ホスト編
アイドル(マネージャー)編
修学旅行編
合コン編
学校テロリスト編
…並べてみると色々やってるなフツメン。
現代が舞台の海外ファンタジー。重厚な世界観が秋の読書にぴったりだった。
子どもの頃に夢見て憧れるファンタジー要素を大人が楽しめるように再構成してあり、大人になった今だからこそワクワクできる物語だった!
天気が悪い日が続いていたけど、曇り空の下でダークアカデミアプレイリストを聴きながら読むのにぴったりな一冊だった。
噂には聞いてたけど、凄かった。ネタバレなしで感想書くとすると、
うわーー
うげぇぇええ
ぎゃおおおおおお!
嘘......だろ?
なんかもうつらい
ちょっと横になるわ...
って感じでしょうか。個人的には怖さでは「黒い家」の方が上だったけど、天使の囀りは自分もなったらどうしようみたいな怖さがある。映画化しないかな...容赦なしで
理屈が通らない相手って化物でも呪いでも人間でも怖い
芝居小屋に引き寄せられ、居場所をやっと得られた関係者各位が見たという、仇討ち
それを尋ねる若侍あり。主人公?の若侍は無口系主人公みたいな演出なので各位の語り口をふむふむ読む感じ
個人的には大分好きだね。ほんのり江戸時代の芝居を観た気分にもなれるし、結局何をして生きるのか、成したいのかは世間の柵もあれど自分自身への柵でもあるよなぁとも
綺麗すぎる気もするけどだからこそ夢を見たいね。こういう世界もあるんだってさ
戦後間もない九州の炭鉱を舞台にした連続怪死事件を追うホラーミステリー。
時代背景や出来事、炭鉱という場所やそこで働くことを想像すると恐ろしいし陰鬱とした気持ちにはなるけれど読後感は中々良い。
墓石への悪戯に前後して戦死した大伯父の日記が主人公達の下に届いた。それをキッカケに身近な人の様子や周囲を取り巻く状況が変わっていく。不穏で不安で不可思議な力で現実が歪み変えられていく恐怖と火喰鳥の不気味さがリンクしていておどろおどろしい。
心霊や魑魅魍魎の類というよりは人間の執念が生み出した歪みが怖い作品。
何書いてもネタバレになりそうだけど......
構成が面白かった!あと読者の思い込みをうまく利用していて、小説でしかできない表現だぁ!となって良い読書体験になりました。映像化は100%無理だと思う。読後、自分はどこから騙されてたんだ!?って必ず最初からパラパラ読み直すことになります。
次は人形館!楽しみ!
読んだけどなんかよくわからなかった。
登場人物の感情とかほぼ描写がないし展開もスピーディーで長大なあらすじを読んでる気分。ハッピーエンドや伏線回収もない。
因幡の白兎とかヤマトタケルとか細切れになんとなく聞いたようなエピソードを最後まで読めたのはよかった。
自分の理解力がなさすぎて悲しいので再読したい。
エヴァ(アニメ版と旧映画版)の登場人物たちの心理を分析してみる本。ゲンドウの心理がどうしてもわかんないなぁとアニメ見た後ずっと思ってて読んでみた。なるほどと思う事が多かったけど、それはどうかな?って思う部分もアリ。この本で碇ユイは夫ゲンドウに従属的で依存体質みたいにサラッと書いてあったが、むしろユイの掌の上でゲンドウか転がされてたような気がする......。
メインのチルドレン達とネルフメンバーの心理分析だけが章立ててあるがカヲル君と碇ユイ、冬月先生についての分析がないので是非欲しかった。(ユイに関してはゲンドウの章で軽く出てくるだけ)
皆心に傷抱えすぎだよ...が全体の感想。
高校生たちの青春ミステリーもの
ミステリー部分は完全に飛ばしてストーリーだけを追う。
恋愛も楽しいけれど、主人公とそのクラスメートが友達になる過程も楽しい。
クラスメートは最初ちょっと嫌なヤツかな?と思ったけど、単に感覚が違うだけの若者でいいヤツだったのもオススメポイント
これにて守り人シリーズ本編の終わり
壮大な大河ドラマというか、獣の奏者は政局サイドのキャラが主役ではないのでちょっと物足りないなと思ってた部分をたっぷり読めた感
長いけど、全シリーズは長いけど上橋菜穂子作品は守り人シリーズを勧めるしかない
各国ごとに大分独自の秘密裏にされた守りごともあるのを考えると侵略戦争して領土にしてもリスキーな気もしないでもないな。しばらくはないと言っても、後世に伝えなきゃならんし
1部はバルサ、2部は2人、そして3部はチャグムが主人公感。バルサが8か月育てた男がここまでの男になりましたよと
30過ぎの女用心棒が主役という異色さだけど、だからこそ大人もいろいろ悩みながら生きてきて、生きているし、過去編読むと狂犬すぎる側面もあるから30のおばさん(1996年並感)じゃないとダメなんですも説得力あると思う
恋愛小説のセオリーを覆すようで、それでも純粋な恋愛小説としか言いようのない話
涙することは無かったけれど、「人を好きになるとはどういうことか」というのを追求している一冊だと思いました
読んでいると少しだけ、校正の仕事に興味が湧きます
ここのところ、どうにもならないことでへとへとになって、読み返した
週末のこの時間に、とてもとても沁みる
土日に読み進めようと思っていたけど、結局一日中読む手が止まらなかった。
物語の中で好機が訪れれば気分も高揚していくし、窮地に陥れば成り行きが気になりハラハラする。この作者はこの塩梅がとても上手い。引き込まれる。
長くなりそうなのであとは下げる。
とある大型スーパーで起こった大量死傷事件の謎をインタビュー形式で追っていく話。人によって解釈が分かれそう。
全体的な不気味さもぞわぞわして良かったんだけど、レスキュー隊員が「事件が起こる場所は特別な場所であると思っていた、けど実際は特別な場所なんかじゃなく家や職場、スーパーなど当たり前に誰かが生活をしている場所で、それが突然事件現場になってしまうこともあるんだ、特別な場所なんてないんだ」というようなことを語るシーンがあって、今の情勢や治安の不安さと重ね合わせてしまったなあ 結局、あれはどんな事件だったんだろうな…
三篇目までは移動中にちまちま読んでたけど、それ以降は我慢できずに一気読み。人間ってしょうもなくて、人の数だけいろんなしょうもなさがあって、だからこそ愛するに足るのかもと思った。