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本読んだー!
34ページ目
図説が多めだったからサクッと読めた
解説に難しい言葉はなく、実践しやすい内容で◎。
著者自身が明快な言語化をされていて説得力があった。
いやー、すごい作品だった。羽生丈二という男の在り方。生き様
ザイルで繋がったパートナーが滑落、自分の命も危ないときどうするかという問いに切ると即答したけど、作中で描写されてる彼は必ずなんとか助けようとしているのを考えるとせつない。岸のことがなければ違ったのか、岸を失ってしまったから余計に山に取り憑かれたのか。不器用故に一つのことしかできない自分をわかっている感じも、バカにされない方法としての山岳会入りもなんとなくせつない
あまり語らない羽生の手記もまたいい。ああ、本当に自分に厳しい人でそれを相手にも求めてしまう人なんだなとか
ここまで山の話しされたらお腹いっぱいですわってくらいの満足度
恭一郎が紡ぐ物語の続きが気になるなー買おうかな
学生の頃に読んでいた春期限定イチゴタルト事件がアニメ化すると聞き、ほえ~懐かし~と思ってたらなんか出てた小市民シリーズ最終巻。一巻から数えて二十年越しの完結。そりゃこっちも社会人になりますわ
主人公小鳩がひき逃げされたところから始まり、小鳩は小佐内と知り合うことになった過去最悪をやらかした事件を思い起こすことになる。一気に読みきったが懐かしくも面白かった!なぜ二人は小市民を志すことになったのか(ほぼできてないが)核のお話であり、高校という期間の終わりと未来を感じさせるいいものでした。アニメ化楽しみだな
ひょんなことから剣道に興味持ったので、武士道シリーズの1作目2作目を読んでみた。他人なんかどうでもいい武蔵オタクの剣道エリート女子がもう一人の主人公マイペースエンジョイ勢女子と出会ってぶつかり合いながらも成長していくのがとても良かった。強敵と書いて友と呼ぶを地でいってた。17の方でも人間的に成長していく二人が見られてとても良かった。
ンアーッ!あの女性が石神の妹なのは早々にわかったけど真犯人があの人だとはフルネームが出るまでわからなかった!悔しいけどスッキリ!
終わってみれば登場人物がそれぞれのトゥルーエンドを迎えられててすごいわ残された家族はちょっとかわいそうだけど
悔しいけど真犯人は生きて捕まったところで死刑しかなかったしあそこで死んでおいてよかったよね
あとユーチューバーへの解像度の高さなんなん?
不可解な事象を頭から怪異だ幽霊だと決めつけず合理的に判断して淡々と根拠となる情報を調査、提示する小野先生のスタンスすごく好き。それでも説明しきれないのなら怪異なのかもしれません、という。子どものころから小野先生のホラー読んでたから合理的じゃない勢いだけのホラー作品は醒めてしまう質になってしまった。
主人公がまったく動かないのに、事件がスルリと解決しちゃうのが、本当によい。美鈴様の恋はどうなるんだろうなぁ。28か29巻まであるそうなので、まだ道半ば。
全然ほっこりしない職場の人間関係のもつれと食って感じの話。個人的に食べるの大好き人間だから作中の食事が億劫で体に良いものを食べろとかみんなで食べるご飯はおいしいみたいな食の善属性が心底嫌な男・二谷の視点は新鮮で良かった。押しつけがましさへの嫌気には共感する。あと業務のしわ寄せを発生させるお菓子作り女・芦川は自分も苦手だな…ケーキぐっちゃぐちゃにして机の上に置かれても可哀想とは思えなかった
「新世界より」読んでて知ってたけど作者さん、人体を変形させるっていうかそういうの好きなんだろうなっていう
題材となるモノが苦手すぎて後半読んでてずっとゾワゾワしてた
先月から通院で、何度目かの長い待ち時間に読了。
生きてきた時間の中で、すれ違いざまに起きたような、人生では一瞬みたいな出来事たち。忘れようと思えば忘れられる、でも一瞬が深い、そんな感じだった。
いじめっ子といじめられっ子両方異様にスクールカーストを気にしている後味の悪い話だった…複数人登場人物が出てくるけど、全員に薄っすら好感が持てないまま終わる感じ。個人的には家庭も教師という職も手に入れて落ち着いている元いじめられっ子がタイムカプセル掘り起こしにかこつけて復讐開始しようという気持ちが分からなかった。結婚して苗字かわかってることがミソなのは分かるけど…
著者の訃報で話題になっていたので。亡くなった父について語る前半は興味深く読めたけど後半は正直意味がわからなかった…哲学者の独白を延々と聞いているかんじ。
「時間が我々に齢を取らせはする。だが我々は変わらない」だけあまり良くない意味で刺さった。
理不尽に苛まれた人が、他人に理不尽に怒る。そのループから脱するためには被害者意識をなくさなくてはいけない。同情されるばかりでは変われない。
激高してばかりの私には耳が痛い話だったけれど、変われることを信じたい。
サクリファイスシリーズ読了。自転車ロードレースのこと何も知らなかったけど作中で説明があるからわかりやすいし、レース中の緊迫感も伝わってきて文章だけなのに臨場感あってハラハラした。自転車レースって特殊なスポーツだ。
主人公のチカが理性的で落ち着いてるからストレスなくサクサク読めた。ニコラもチカが彼を勝たせてやりたいって思えるキャラクターでよかった。
近藤さんといえばグルメ系ミステリのイメージだったけどこのシリーズが一番好きかも。
続き読みたいけどこれで完結なのかな?
白銀の墟玄の月(四)、残りあと100ページもないところまで読んだのにぜんぜん戴が救われそうもないんだが!?どういうことなの小野主上…ってハラハラしながら読んでる
みんなご存知山口貴由『シグルイ』の原作本。やばい殿様が考えついた、命をかけたオリンピック。様々な事情を持った剣士たちが自らの見栄、情欲、嫉妬に塗れた後に御前試合に挑むまでを執拗に描き、一度剣を取った後はたった数行ほどで剣士たちの勝負は終わってしまう。読んでいくうちにどんどん虚しい気持ちになる…
この本では架空の剣士たちが色々な架空の技を繰り出す。技の一つ一つが「本当にあるかも…!」と思わせるような説得力がすごい。小説で嘘をつくならこんなふうにするんだ!と割と目から鱗。こんなの書きたいな〜!
卒業生には向かない真実 /ホリー・ジャクソン
三部作の2冊目と3冊目。
三部作だから著者は最初から結末を考えていたのだと思うけど、1冊目で終わっていたほうがよかった。
主役もその友人達も無理になったし、番外編も発売されたけどもう読まない。