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本読んだー!
33ページ目
途中までは過去最高レベルで好きな物語だったんだけどラストが同意できなかった。
それは私が生物の環から外れた考えを持ってることを意味するのかもしれないけどあのラストは好きじゃない。残念だ。
まあ読め切れてよかった。
この作品の何がそんなに好きなのか上手く言語化できないけど、とにかく好き
読むたびに「あぁ〜…」ってなる
作中に犬が出てきて幸せそうに過ごしてるのも良い
あと、はしがきから親愛なるリングローズ氏と張り合ってて、著者の人柄のアレさが伺えるのが面白い。
これは精薄者の話ではなく、人がどう産まれてどう育ってどう老いて、どう死に向かって歩いていくかの話だと思った。みんなこうなんやろう。人は円を描くように歳を重ねていって、最後はまたぐるっと1周して元の地点に戻るという。でも全く同じではなくて何もかも少しずつ異なっていて、螺旋を描いていくんだろう。どれだけ遠く離れても、どれだけ時間がたっても、奥底にある尊き良きものはそのまま埋まってるんやろうな
面白かったです
マジシャン主人公のミステリかなんかかと思ったがそうでもないような、SFチックな世界観
高校時代の青春もののような、レストランマジシャンのお仕事本のような、美女と野獣な2人をくっつける恋愛モノのような、ロボットとの共同生活をするような、ロボットが突然行方不明にてんやわんやしつつテクノロジーは障碍も加齢もサポートするよ的な話のような、都市伝説話のような
いろんな要素が詰まりすぎていて500頁をも超える大作になっているのか
割と好きだけど、読むには気力が必要かもしれない。何せ長い!
静かな主人公、割と世界を好きな主人公、それでも忘れられない人がいて世界から消える前に私小説を書いている主人公。世界から消えたことになんの意味があったのだろうか
原文を読んだ訳ではないけど、著者は深い教養と文才のある方だったのだと思うし、訳者の訳も素晴らしいと思う。
美しい言葉で綴られているけど、内容はつらく苦しいし何度も手が止まって泣いてしまった。
それでも読んでよかったと思うし、今すぐはとても無理だけどまた再読しようと思う。
古い家屋やものを大事にする気持ちやしがらみ、人々の日々の営み、死者の切なる願い、それらが時に不協和音を起こすことがあって、それを家の修繕を通じて解決しましょうという話。その家に住む人が安心して暮らせるように、でも死者の願いも無下にせず。ホラーだけどどう解決するんだろうというミステリ風味もあって面白かった。
思い込みから自分で伏線を張ったって感じかな
これが意図なら凄く上手だと思う、本だからできること
面白かった!
SFの名作と呼ばれる一冊。月面調査中に宇宙服を着た人間の遺体を発見、しかしその遺体は「死後5万年」が経過していた……というなんともそそられる導入から、ひとつ解明されると10個の謎が出てくる学術会議パート、その答え合わせをしに宇宙へ飛び立つ真相解明パートまで、全部が全部面白かった!!!!
専門的な解説も多く知識のない自分には理解が大変な部分もあったけれど、並行して調べつつ読んだりできて、知的好奇心が満たされた。
最後の1行に詰まったロマンといったらない。普及の名作と言われるのも頷ける作品でした!
読みやすくて面白かったし、普通とか本人と周りにとっての幸せってなんだろうって考えてしまう。
冒頭から「最早そういうもんだから諦めろ」的なことが書いてあって最高。どこからでも気負いなく読める、ずっと本棚に置いておきたい一冊。
カフカの書きかけの短い文がひたすら載ってるやつ
繊細で物悲しい雰囲気がとても良かった。断片といいつつそれ単体で完成されている感じがあって何回でも読み返したくなる
思いついたことをなんでもチャレンジしてみるちょっと喋り方や性格が変わってる成瀬と、それに好意的な子と逆に嫌ってる子、一目惚れしちゃった男子と周りとの掛け合いがおもしろい
今ってやりもしないで批判したりわかったようなこと言ったり、頑張ってる人をばかにする風潮があるなと思うけど、こういう若い子もいるはずだよねって思うと希望がわいてくるかんじ
ネガティブも入るので下げます。
戦争とか無実なのに犯罪者として終われてしまったりとか、読むのがしんどすぎたけど、今年一番読み応えがあった小説No.1かも
アメリカVS人類を超越した脳の持ち主(3歳)
コロナ禍にマスク無し飛沫の計算結果を巨大コンピューターで試算したとニュースでやってたの見た時まあそう飛ぶよねくらいの感想だったけど、考えてみたら同時に飛んだ大小の飛沫ひと粒ひと粒がどこをどう通るか全部計算しろってことなんだね この本読んで気がついた
3歳はこの計算を一瞬で解いてしまう
すごすぎ
耳が痛い本で草
スマホ中毒ですが10分でも5分でもスマホ置いて本を読みます
図説が多めだったからサクッと読めた
解説に難しい言葉はなく、実践しやすい内容で◎。
著者自身が明快な言語化をされていて説得力があった。
いやー、すごい作品だった。羽生丈二という男の在り方。生き様
ザイルで繋がったパートナーが滑落、自分の命も危ないときどうするかという問いに切ると即答したけど、作中で描写されてる彼は必ずなんとか助けようとしているのを考えるとせつない。岸のことがなければ違ったのか、岸を失ってしまったから余計に山に取り憑かれたのか。不器用故に一つのことしかできない自分をわかっている感じも、バカにされない方法としての山岳会入りもなんとなくせつない
あまり語らない羽生の手記もまたいい。ああ、本当に自分に厳しい人でそれを相手にも求めてしまう人なんだなとか
ここまで山の話しされたらお腹いっぱいですわってくらいの満足度