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本読んだー!
4ページ目
時間を巻き戻して何も知らない状態でもう一度読みたい。未読の方には少しのキリスト教の知識を持ったうえで一気に読んでいただきたい。そんな本。
伏線が確信に変わる瞬間が心地よかった。
地の文がとてもいい。多分語り手が島生まれ島育ちで海や浜に近く生きてるからだろうけど、海底までは知らないだろうからイメージだね。想像力膨らませるのがうまい感じがなんかいい
個人的にはめちゃくちゃ好きだな。シアンの出生の秘密云々なしに島だけで完結してくれてもよかった
母親にお腹の中にいたときのことを聞かれたことある人には響くんじゃないかな。聞いてみたいお母さん、お父さんにも
大体は小さい子でも親の顔色を見てどう言ってほしいのか想像して返答すると思うんだけど
読み終えた後に、表紙にうっすら見える日常風景見るのもなんだか泣ける。お腹の中にいたときのことを聞く話のシーンも一々泣いてたから大変涙もろい
きみがいて、きみがうれしいなら、きっとそれでいいって祈りと優しい視点もよかった。生まれた命に祝福あれ
壮絶だったな…読んでる時はひえー…ドン引き!苦しい!早く終わってくれ!って思ってたけど読み終わった今はじわじわ登場人物たちが恋しくなっている
気になっていたけど戦争(独ソ戦)をテーマにした作品というのに抵抗があった。でもふと図書館で見つけてやはり惹かれるものがあったので読み始めた。
結果的に読んでよかったなと思う。
第二次世界大戦下のポーランドと日本の話
アイデンティティの話
自国内では容姿の関係から外国人扱いされてしまう棚倉慎は大使館の書記生として、幼少の折にふとした縁で繋がったポーランドに降り立つ。そこで彼らにとって善き日本人として振る舞うことを誓うが…
まだ日常を保っていた時期から始まるので戦乱になり、如何にして人は変わってしまうのかも描写されていくのがおそろしくも段々と麻痺していく…。なれてしまう…
奪われたものが戻って来る保障なんてものもないから、白旗で降伏すればいいというのも違うし大変大変
直木賞候補ということらしいけど、なるほど蜜蜂と遠雷は強すぎるなぁ
容姿の側面等で国内にいるときは自国民と認識されづらい人が外交官として奮闘邁進していたり、魂、意志のレベルで“日本人”として尊重されていたりするのは中々不可思議というか申し訳なさすら感じる新鮮な読書体験だった
この人は世間に馴染めない人を書くのが秀逸だと思う
不思議な物語だった
なんかこう、読み終わって時間が経ってからこの本の表紙を見る度『…この話面白かったなぁ』と何度も噛み締められる本。
めっちゃ大袈裟に解説すると、一冊の日記によってもたらされた運命に翻弄されてその運命に逆らえるのか?そしてその先にあるのは…(帯か)
映画をするって事で今日のラヴィットで宣伝してたけど『宮舘さん嫁の元カレか新聞記者やったら良いなぁ』と思ったら元カレの方でガッツポーズ。元カレの執念、お楽しみに。
関連書籍ではあるけど、原作キャラ活かしつつミステリーとして独立した展開してるしこれ単独で面白かった!原作知らなくても読めちゃうんじゃないかな(クリア前提の話なので未プレイの人には薦めないけど)
三話と四話よかったなー…短編としてすごく好きだ
面白かった!しかし今まで怪談とか怖い話系を避けて通って来たので知らない話とかぼんやりとしか知らない話ばっかりだな
この機会にちょっと調べてみるか
ところで怪談とホラーの違いってなんだ
あと気のせいかもしれないけどこのジャンルの人たち龍のつく名前の人多く感じる
カフカの元恋人の手紙を創作で復元する書簡小説。
カフカミリしらで読んだけどミレナ・イェセンスカーという愛が重い女のクソデカ感情が作者に乗り移った本だった。熱量がすごい。
カフカの手紙を読んでないから全部は分からなかったけど、これを読んだ彼はどう思ったんだろうなぁ。
現代でもSNSの創作界隈とかで、長文で激重感情をやり取りしすぎて関係が拗れる人たちって一定数いるから、昔から繰り返されてきたんだな…って思った。それが男女になると余計拗れそうだ。
人を選ぶと思うけど、私は好き。
9月 パレード
読んだ
アホすぎてパレードの伏線気付かなくて2周目読んでる。
プロジェクトヘイルメアリーはいち中学教師の知識量に依存しすぎだろと思った。
軽い気持ちで読み始めたらこれってもしかして怖い話なのでは、と思わされた短編集だった。
一つめの話ではそこまで思わなかったけど、二つめの話でこれは怖い、ゾッとする、と思い始めてそれからはもう出てくる過去を疑いながら読む、という感じだった。
あと、読んだ方に三つめの話の解釈をめちゃくちゃ聞いてみたいなと思った。
タイトルがぴたりと内容を言い表してる一冊だった。
久々にミステリー小説読んだ。面白かったー。そんな予定通りに事は進みますかね?って最後までモヤモヤしてたことが、最後の最後に真相が明かされて100%完全に納得させられた。なるほどそういうことならそうなりますわな。
ずっと気になってた本。
小説を読むのが苦手で後回しにしてたけど、挑戦したらすらすら読めて面白かった!
最初に怪しい!って思った人が犯人でちょっと嬉しい。
犯人分かるまでにほぼ全員疑ってたけど……
返信に微ネタバレ?の感想
表題作に惹かれて読んだんだけど、三つ目の「いこぼれのむし」って話が特に良かった。こんなにいろんな人の気持ちを書けるのってほんとにすごいって思った。それぞれ違う考え方を持った人なのに、1人の作家がそれを書いてるのってすごい。そんで、書かれてる人がみんな実際にいそうなのもすごい。私は奈良さんに一番感情移入したけど、それ以外の人の気持ちにも全部共感できた。ただ、この話は虫とか汚物の気持ち悪い描写がそれなりにある。芋虫の描写がかなりキモくて最悪だった。でもよかった。タイトルのいこぼれって言葉の意味が分からなくて検索したら、「なるほどそういうことか!」ってなった。
おもしろかった!!
図書委員やってる高校生の日常と諦観と目覚め
二十年くらい前のやれやれ系ラノベ主人公みたいだなと思ってたけど、いろいろあって無気力になってしまってただけだったので、途中から方向性が変わる。そっちのほうがおそらく本来の彼なんだろう
なんとなく読後感は爽やかで、青空を眺めたくなる。きっと我々の目からでも見えるよ
実際の作家や作品も作中にいろいろ出てくるのでこの作品が好きなら、おそらく作者も好んで読んだだろうから読んでみてもいいと思う
気になるタイトルとか作品とかメモした
某サイトで高齢の読者がこの作家のファンだと述べていたので手に取ったから、本との出会いって一期一会だなって気もする
考察系の人が「その考察は現実的すぎてだめ」って言ってるのが面白かった
そこなんだw
すごく良いらしいと聞いて昔買って積読になってた本 読んでよかった たぶん一番いい時に読めたとおもう
余韻がすごい
学校の七不思議と成りうる怪異と相対する少年少女の話。5巻が出たので購入したら一気読みしてしまった。6巻が楽しみ