ジェフリー・アーチャーの「100万ドルを取り返せ!」 詐欺被害にあった男4人が自分の専門分野を用いて騙されたお金を気づかれないように取り戻すっていうストーリー。原題は「Not a Penny More, Not a Penny Less」って言うんだけど、原題通り数学教授と医者と画商(だったかな?)と貴族が自分たちの持ってるスキルフル活用して「1ペニーも多くなく、1ペニーも少なくなく」お金を取り返すのが頭脳戦大好きなので読んでて楽しかった。 ネタバレに近い事はリプ欄で語ります。自分がこの本がお気に入りな理由の一番大きいところなので…
サンデル教授のこれからの正義の話をしよう
池澤夏樹のスティル・ライフ
ちょっと難しめだけど、是非読んでほしい本。青い鳥や本家45に疲れてここに避難してきた人には刺さる。かもしれない…
子供の頃にこの本に出会えてよかった。人生初めての冒険にこの絵本をおすすめします。
詐欺被害にあった男4人が自分の専門分野を用いて騙されたお金を気づかれないように取り戻すっていうストーリー。原題は「Not a Penny More, Not a Penny Less」って言うんだけど、原題通り数学教授と医者と画商(だったかな?)と貴族が自分たちの持ってるスキルフル活用して「1ペニーも多くなく、1ペニーも少なくなく」お金を取り返すのが頭脳戦大好きなので読んでて楽しかった。
ネタバレに近い事はリプ欄で語ります。自分がこの本がお気に入りな理由の一番大きいところなので…
この方の作品は全部素敵。日常の中のちょっとした出来事を描くのがとても上手。そして最後は温かい感動が待っている…
こちらはルシア・ベルリンと似てるけれど、主人公が文系の女子大学生。選ばれた女の子と、選ばれたけど輝くような家柄も何も持たない主人公の、ベルジャーに閉じ込められたような息の詰まる心理描写は圧巻。書き出しが電気椅子で処された夫妻のニュースで始まるあたりからしても、徹底的に「覚めた」視点で描いてます。
普通の女の子を見下しているけど、精神薄弱気味で普通にはなれない主人公。周りにいる普通の女の子のように処joを捨てようと躍起になるけど、結局は傷つけられ打ちのめされる。それでも"普通"を求めた結果は…。
よく「女性版ライ麦畑でつかまえて」と紹介されることが多いけど、ライ麦は読んだことがないのでどのくらい似てるかわからない…けど詳しい人ならピンとくるのかも。
ぎょっとするタイトルだけど面白い。紀元前に栄えたギリシャ文明のあたりの奴隷制の話で、フランスだったかの教授がかつての奴隷の主人に話を聞いているみたいなていで事例が紹介される。ギリシャの奴隷はいわゆる奴隷というには結構保証とかちゃんとしてて従業員に近いかんじでいろいろ勉強になった。
ハードカバーなのでお高いけども、海外文学好きな人はもちろん、そうでない人も是非読んでみてほしい。短編集なので比較的読みやすいかと。短いものは確か2〜4ページで終わるくらいなので。
この二作品はセットで読んでほしい。どちらも幻想的で美しく、泉鏡花らしさ全開の素敵なお話。