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本読んだー!
30ページ目
月の嫌な側面をテーマにしているような本
3つの物語で構成されている短編集のような、そうでもないような。前半2つの作品はオチがややあっけない
残月記はさすがに面白かったが近未来の日本が独裁国家になっていたり架空の病気持ちの人にやたら厳しい世界なのは注意か。宇野冬芽という人物が残月ということになるので、後世の目線から語られる視点と、冬芽目線で語られるシーンと、夢の中の月世界とが交錯する
無口で朴訥とした我慢強い人物だからこそ、段々と応援したくなる感じ。結構好きになってしまった
圧巻ではあるが、これでもか!と頁数ギチギチに文字が刻まれているので思ったより文章量が多いと思うので覚悟は必要かもしれない。男性作家さんで設定にこだわるタイプ感
短編集なんだけど黒人少年と白人少年のひと夏の出会いと別れの話とか、
80年前に発表されたSF物語の示す「未来」が2002年とか、
ひとつひとつ(違った意味で)唸ってしまう作品群だった
チャーリィの人生を幸福だとか不幸だとか、私の尺度でまとめちゃうのもなんか違う気がする...チャーリィの人生って...てぼやーっと考えてしまう。
読んで良かったと思う。
旧仮名遣いだし読みづらいページも多かったけど、なんとか最後まで読めた。結末が凄く切なくて理想への考えを改めさせられる作品だった。
超短編集なのでどこからでも読める。どの話も短いし内容が理解できてないのもあるけど狂ってて刺さる。あとやっぱり文章が美しい
知らないことばかりで面白かった。
へぇの連続。
ホラーだけど瑞々しい読後感。少年時代の、自分では何も采配できない苛立ちや息苦しさ、寄る辺がない孤独感、虚無感が大人になった今では痛々しくもあり愛おしくもある。
コレはいまネット怪談として有名なアレの元の話かも?というものもあったりして今読むとまた違った感想が出てきておもしろい
読書好きは「いやこれ…」てなってから、読んで、最後ぜひニヤニヤしてほしい。
登場人物28名が東京駅で繰り広げる群像劇。
一人一人の行動が噛み合い、一つの物語が完成する様子は見どころ。
全員キャラが濃く、書き分けがしっかりなされているところが良い。
水棲生物に焦がれ収集、飼育していた幼少期の思い出から水族館に就職(完成前なので立ち上げからの勤務)、収集の様子等、そして水族館を新しく作るときどんなコンセプトにするかみたいな企画等まで。作者の経験したお仕事エッセイ。現在は日本モンキーセンターにの園長に就任されてるそうです
なんとなく普段から話なれてる人のお話を聴いてるような感覚の読みやすい本
日頃肉体労働性だなとは思ってたし、動物の転園、転館等の作業もYouTubeチャンネルで見てたりはするけど野生を捕まえ、輸送するまで馴らしをする様子等などは新鮮だったなあ。まだまだ昭和の色濃い平成初期の様子も垣間見られる
あと対生き物とのヒヤリハットもあるのでニュースにならないだけで割とヤバい職業(予測不可能な危険という意味で)だし、飼育員さんの離れてね、触らないでねも大事な呼びかけだなぁと。お互いにね
思いがけず、全く望んでもなかった長期の休みを取ることになって、ちょっと迷子みたいな時の何度目かの読み返し。
「今、雨が降っているからと言って失望しすぎないようにしよう。この雨がやんだら、美しい虹のような出来事がやってくるだろう」
うん、やってくるだろうと思ってやってこうと思う
読むというより観るのつもりだった期待どおり写真がいっぱいで楽しめたけど、ちょっと入ってる筆者のコメントも思いの外面白くてためになった!
ことばの章をじっくり読ませていただいたが、今回喧嘩したのは間違いじゃなかったんだなーと改めて再認識させてもらった。確かに、優しく言うことは出来なかったし、思いつくことなんでもかんでも口に出しちゃったのは良くなかったと思うし、本当のことだとしても、言わない方が楽だったのかもしれないけれど、喧嘩したことで、周りの大人に気づいてもらえて、適切な処置が施されたので、意外と間違っていなかったのだな、と思う
古い田舎の屋敷、行者の呪いや座敷童、底なし沼など、ホラー要素もありつつ、誰が遺産を狙った事件を起こしたのか、紛れ込んだ子どもは誰なのか?といったミステリー要素、そして大人びた子どもたちの冒険譚的な要素が上手く絡み合っていてドキドキしながら読んだ。
主人公が子どもなので、夏の遠い記憶が蘇るようなどこか懐かしい気持ちになる。作中内の季節も夏だったので、この季節に読めて本当に良かった。
不躾な店員さんに勝つために20万円の何も入らない鞄を買ったり、300円のネックレスを嬉々として友人に見せびらかしたり、なんて可愛い人なんだろうなぁと思う。こういうエッセイが好きだ。
さらっと読めるライトなホラーミステリという感じ。普段ホラー読まない人でも読みやすそう。作者さんは小野不由美さんのゴーストハントシリーズ好きなんだろうなとわかる記述があってほっこりした。ただ無理にミステリ仕立てにしてるきらいがあってそんな無理せんでも…とは思った。