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本読んだー!
10ページ目
宮島未奈
こちらで紹介されていて、図書館で借りました。
軽く明るく読みやすい青春小説です。
主人公たちが部活を立ち上げて、仲間を募って校外学習したり文化祭になにをするかを考えたりしているのを読むのがとても楽しかったです。
覚醒できない明晰夢みたいな話。現実感のない、SFのような…映画「Open your eyes」を思い出した。
丘の上に建つ古い家を舞台にしたゴースト(海外が舞台なので)が出てくるホラーかなと思って読み進めたけど人怖系の要素が強いかも。
確かにゴーストは登場するし、家の建つ丘がそもそも原因か?っていうオカルトなんだけど何かするのは結局人間なのよね、みたいなお話だった。
セリフや語りだけで綴られてる章もあるので小説を読んだという印象より、誰かの体験談を聞いた感覚の方が近い。
前作の続きかと思いきや、未来の話だった!!
しかも、次世代。
面白かったけどもう少し何かがほしかった
文体はとても読みやすい
人類学における4人の重大人物を取り上げながら人類学の即席をたどった本。
ヨーロッパの「外」に世界が開けたことで「外」への興味で人類学が生まれたというのも、フィールドワークの精神と手法の誕生も、構造主義も文化相対主義も、自分にも覚えのある感情や思考から生まれてるから理解しやすかったけど、4人目のインゴルドが哲学じみてて脳がパンクしそう…
人類学は異文化理解を目指す学問ではない、のくだりだけわかった。彼の言ってることを理解するために著書を読んでみようかな…
ドイツとアメリカは似ていると思う。青くさく荒削りで、理想を追い求めすぎるという点において。ドイツ小説は成長をやたらと切望しているなと思った。あと、自分とはなになのかについて知りたがっているような気がする。
デミアンの小説の形式自体は好きじゃない。物語が単なる作者の持論をぶるものになっているから。というか、最初から答えが作者の中で決まっており、読んでいる側に全く選択肢や自由がないという点においてこの形式の小説はすごく嫌い。ただ読めた。普段の自分なら不満に感じるだろうなと理解したうえで、不満に感じなかった。
持論をぶる場面では醒めたけど、それでも基本的に書いてる内容はアルジャーノンとかと同じで普遍的な内容、人間が成長するにあたって普通なら経験するであろう通っていくであろうことを書いているので、読みやすいと言うか共感しやすくはあるんだろう。子供や学生とかがこれを読んだら、これは一種のガイドブック的な立場になるかもしれない。
受け継がれる道〜
三世代の過去の話だからかオムニバス形式みたいになってるから、ビブリア導入にはいい感じかも
同じ作者のコンビニ人間は未読ですがおもしろかった、現実とファンタジーの隙間にある不思議な話が中心でしたがいかりと書かなかった日記はエッセイでタイムリーな話題でした
「教養としての⚪︎⚪︎」みたいな本とか、いろんな本をひたすらダイジェストで紹介していく動画とかに対して抱いていた違和感が見事に言語化されていた
ただ本を読めと言うだけではなく、ビジネス的な向上心と両立できる現実的な落とし所を提示しようとしているのも良かった
動物のレプリカを作る工場で動くシロクマを目撃するという開始時点で既にわけわかんない展開なんだけど、読み進めるともっとわけわかんなくなるのがクセになる。
主人公がおかしいのか、周囲がおかしいのか、この世界がおかしいのか、そもそもおかしいのかすらそれは読む人の主観次第。だけど自分とは何なのか?自己とは何かを問われた気がする、そんな話だった。
気になってたのが読み放題に入ってたので。モーニングルーティンやナイトルーティンを考えるのには参考になる。朝起きて30分から1時間くらいぼーっとしてしまうので、冷水シャワー試してみたい。
仕事については自分の裁量で仕事できる人でないとできないことが多くて、あまり参考にならなかった。午前に集中力が必要な仕事をするとか、昼休みには外食ランチと仮眠とか、通勤中にメールチェック済ませるとか、通勤時に朝散歩を兼ねるとか、無理な人だいぶいると思う。朝夜の行動だけ参考にする。
犯人や構成は秀逸だと思ったけど、登場人物が読んでてストレスに感じる人が多くて、二度は読まないなと思った。
特にミッチ(ドイツ移民のメイド)の被害者意識からくる攻撃的なヒステリックさが苦手。出てくるたびうんざりしてしまった。
あの人物の正体とか、犯人の正体や動機とか、ヒントはばら撒かれていたのに直前になってからでないと気づけなくてくやし〜〜〜!ので次は当てたる。
文体癖強すぎて好き嫌い分かれる、ホラーではない
猫の主人も主人の周囲の人も登場人物クセモノ揃いだな。何ともシュールだ。
(本というよりはバンドデシネとかの漫画寄りですが)
世界情勢が不安定な中での、ごく普通の老夫婦の生活が描かれた作品。
これもある種、先人の血で書かれた物語だと思う。
我々は彼らが間違った方向へ進んでしまっているのが分かるが、彼らは気づかない(気づいたとしても、彼らの背景を考えるとどうすることもできない)ことが、なんだか切ない。
トマス・モア
岩波文庫
200頁くらいの本だけど、一頁800字弱の設計で、どの頁もほぼびっしり。
『どこにもない』国とはよく言ったもの。住んでみたいかと聞かれたら、うーん、どうかな……? ちょっとはだらけたい人なのでユートピア人の方からお断りされるか。