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物語書いったー
物語書いったー
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ありもので適当に作られているから何もかもがずさんで、その中にいる自分も不出来な失敗作なのだ。
などと自分を慰めながらマフラーを引き上げる。
まだ使えるから、と捨てていないだけの薄いマフラーの毛玉を眺めて電車に揺られる。
この先の道がまだ描かれていなかったら、どこにも行かなくて済むのに。
「なんで虫食いになってるんだ」
「お、こたつからとうとう出たな」
「誰かさんが忙しそうだから仕方なく、と思ったのに書いてるのはなんだこれ」
「息抜きだよ。仕事の原稿に詰まってるんだ。オチがなくて」
布団の中でスマホをいじりながら
独り言をもらす。
布団は暖かく自分を包んでくれる。
スマホは閉じるが分かりづらい広告を
ドーンと表示している。
年末年始の豊食で体重計が目をそらしたくなる数字を突きつけてくる。
まだ残っている餅は今日の昼食にしようか。
眠さで思考が取っ散らかりながら、
現実逃避の二度寝を貪ることにした。
手に待っていたスマホがぽとりと
布団に落ちた後、部屋に寝息が響いた。
付き合ってない彼にそう言われたのは、
2人でディズニーに行った帰り
家まで送ってくれるという彼と歩いてる時
だった。
「え?なんで?」
彼とは付き合ってない。
恋愛的に見てないか、と聞かれると困る。
いわば都合がいい関係。
電話してくれるし、2人でおでかけも行け、
自己肯定感を満たしてくれる。
したことは無いが、
手も繋げるし、添い寝もできる、
ハグだってできるし、
キスもできない訳じゃない。
問題なのは、
相手が私に好意があるということ。
好意があるのには気づいていたし、
気づいていながら
自己肯定感を満たすために
自分勝手に利用していた。
「逆にしていいの?
したいって言われたら私はするよ。
できなくは無いし、どちらかと言うと
したい寄りだから。でも、付き合わないよ」
付き合う自信もなければ
手放す勇気もない。
ただ私のことを好きなまま
ずっとそばにいて欲しいだけ。
最低だよね。
頷いた彼とゼロ距離になりながら
そんなことを考えていた。
何か、帰らなくてはいけない用事でもあればいいのだが、幸にも不幸にも、今のところ絶対に帰らなくてはいけない用事はなく、そしてこれははっきりと不幸なことに、特別帰らなかったからと言って悲しむ誰かもいないのだ。
バイト先のカラオケ店は年末がかき入れ時で、シフトに入れば喜ばれる。ヒマ人と陰で笑われているのは承知のうえで、「年末シフト表」の希望欄に「いつでも」とだけ書いて出した。今年もたぶん、酔っ払いの調子はずれの歌声を聞きながら、ドリンクを作り、唐揚げを温めている間に、年を越すのだろう。
そうやって田舎の家族の顔を見なくなって、もう8年がたった。
父さん母さん、僕達兄弟は今日も仏壇の前で並び、日課の“タヌキ呼び”をしています。二人が旅立たれてから五回目の正月、今年も村の皆で餅を焼いて食べるのでしょう。兄さんは相変わらず歌が苦手ですから、手持ち太鼓でデンデンやってます。僕はいつも通り歌ってます。声を張るのは楽しいです。
「タヌキ様の好物はー!甘いもんに決まっとるー!」
「なぁ。今夜村を出るぞ」
仏壇に向かって歌いながら、僕は目だけ隣の兄さんに向けました。いつも通り太鼓をデンデンやっています。村を出るとは?急に旅行へ?
「正月は集会所で夜通し飲まされて拘束されるだろ。年が明ける前に出る。今夜出る。ずっと準備して来た」
急に視界が開けたかと思えば目の前に立派な塔が建っていた。
冒険者としての好奇心に駆られ足を踏み入れた。
仕掛けを解いていき着実に最上階に辿り着いた。
そこに塔の奧に眠る財宝を見付けた。
かなりの年月が経過しているのだろう。
中には持ち去られた形跡もあり、あちこちに瓦礫や砂が積もっている・・・。
ドラクエ派生作品遊んで思い付いた
でもあたまがまわらないのでほしゅ。
保守します
猫は貴方に愛してもらえるだろうけど、私ほどではないだろうから。
貴方は猫を抱きしめられるだろうけど、私は抱きしめ返せないから。
猫になりたいと言った私に、「猫にならなくていいよ」と貴方が言ったから。
自由に走れて、隣に眠れて、だけど貴方より先にいなくなるから、私は次も猫にはならない。
愛してる、とこの口で伝えて、あなたを置いていなくならない、私は次も私になりたい。
生まれ変わっても、私になりたい。
いつだって前を向いてキラキラしていて
俺が立ち止まりそうになったり
闇に引きずり込まれて前の嫌な自分に
戻りそうな時
俺の手よりも細い手で助けてくれた
君は俺にとっての光だ
貴方と出会ってから毎日楽しい
私が知らない事や気付かなかった事を貴方は
いつだって教えてくれる
口数は少ないけど貴方が本当は優しくて
大切な人達や存在、そうじゃないのまで
知ろうとしてる所私は知ってるよ
私はこれからも貴方の味方だし側にいたい
貴方と出会えて良かった
好きな男キャラと女キャラのやり取りを
イメージしてみたけど表現出来てると良いな
すがたもなまえも
変わっても
記憶のままの
あなたでいてね
暇を潰そうとタブレットの電源を入れ、様々なサイトを複数タブで開きながらメモに書いていると、ふと音が聞こえた。
時計の音。室内には二つの時計があり、片方は古めで音が大きい。もう片方はデジタルであり、音は控えめだった。
その音だけが響く部屋に、時折冷蔵庫が稼働する音が混ざる。
音の少ない室内に、寂しさを少し感じたのは自分だけだろうか。室内には二人も家族がいる。しかし誰もが無言で、画面の文字を眺め、動画を倍速で視聴し、画像に一瞬見入るだけだ。人がいるのに、機械の音しか響かない「無音」の空間。
その空間にキーボードに指を置く音が増え、防災無線による時報が増え、しかし途切れて行く。
各々が好きなことに没頭できる時間は意味のある時間だとは思うし、一つの部屋に数人集まっているだけでも仲は良好だろう。
しかし自分は、その中にさらに音を増やしたい。重そうに秒針を動かす音も聞こえないほどの、楽しい音を。
スマホの通知だ。ちゃんとマナーモードにしている自分偉いと心の中で自画自賛しながら、スマホを取り出す。通知の内容を見つつ、階段を下り続ける。スマホ越しの目の端で階段の終わりが見えた。最後の1段のつもりで踏み出した一歩は地面ではなく、空を切っていた。階段を踏み外したことに脳が高速で気付く。後頭部を打ちつける…!咄嗟に前に誰もいない事、地面に危険がない事を瞬時に確認した自分は思い切って前に転ぶよう体重をかけ、スマホに被害のないよう体を捻った。
そして、足からグキッと音がした。「っ!」地面に体が落ちる前に痛みが走る。頭は打っておらず、腕も背中も肩もあまり痛みはない。足以外は。手すりの力を借り、なんとか立ち上がる。足はその際数回悲鳴を上げた。スマホを持ったままのすり傷のできた手で近くの整形外科を検索する…遠い。それでも行かなくては。足を引きずりながら歩き出す。(歩きスマホは危険だな…)と思いながら。
体が心底疲れたと悲鳴を上げている。
ベッドに倒れ込み声にならないうめき声を上げた。
「ゔぁ〜…」
布団のやわらかさにそのまま眠りに落ちそうになるが腹が空腹を訴えてくる。
「ゔゔゔ…」
(離れがたい…誰かご飯作ってくれ…)
そう思っても家には自分しかいない。
「ゔぉぉぅ!」
最後の力を絞り出して起き上がる。
よたよたとおぼつかない足取りでキッチンへ向かう。ついでに風呂も済ませようとスイッチも入れた。
とりあえず冷蔵庫にあった残り物をのろのろとレンジで温めていたら、風呂が沸いたメロディーが流れた。
「風呂、はいろ」
だが、湯船で寝落ちする自信がある。
(風邪さえ引かなきゃいいか…)
タオルを持って風呂場に向かう。
レンジの中のおかずはまだ頭の中にある。
風呂に浸かっている間にその存在は
トロリと溶けていった。
ついでに寝落ちして湯冷め。
無事風邪ッぴきになりましたとさ。
それは北部に位置する雪と氷で覆われた極寒の地。そして、太古から雄大な山脈が連なっている。悠然と見下ろす様にそびえ立つそれは遥か昔から人々に神が住まう場所として恐れられ、畏怖と信仰の対象として崇められている。
さて、そんな山脈に住まう強者達がいる。
そこに住むに相応しいと決められた者達しか住めずある時期になると王者が女王を巡って争いが起きるのである。
初めて泣いた。初めて歩いた。
初めて喋った。
初めて走った。初めて転んだ。
初めて友達ができた。初めてケンカした。
初めて勉強した。初めてテストを受けた。
初めて買い物した。初めて旅行に行った。
初めて恋をした。初めて失恋した。
初めて結婚をした。初めて子供を抱いた。
初めて子供の成長を見守った。
初めて子供の旅立ちを見届けた。
初めて孫を抱いた。
そして、初めて大事な人との別れをした。
長く生きていたが、
この初めては経験したくはなかったな…
度々村に現れては村の生き物や人々を食い荒らし恐怖と血に染めたそうな。
ある日堪り兼ねた村人達が果敢に挑み苦戦の末についに恐ろしい獅子を打ち倒した。
「ああ、良かった良かった。これでようやく安心じゃあ。」 誰もがそう思っておった。
ところがどうじゃろう。その日を境にけものは狂った様に暴れだし土地は枯れ草木や作物は育たぬ様になってしもうた。
「これなら前の方がマシじゃった」「その日の暮らしさえも厳しくなってきおった」「村は終いじゃあ」そう言うと村人達は困り果てておった。
「おらがやる。新たな獅子を探して連れて来るだ。」若者はそう言うと旅支度を済ませ旅に出ていった。