小説書いったー

2022年5月28日に作成 #趣味
420文字以内の小説を書きたい読みたい人向け
・一次創作のみでお願いいたします。
・ジャンルは冒頭か返信部分に書くとわかりやすいですがなくても問題ありません。

※現在、改行を使った420文字小説の場合、文字数オーバーでエラーが出るようです。
お手数をおかけしますが、文字数だけではなく改行も1文字とカウントして420文字以内になるよう調整して頂けると助かります。
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  • 新人類

    ある朝、彼女が顔を洗ったあとに鏡を見ると額が少し膨らんでいることに気がついた。それも2箇所。
    それは日を追うごとに姿が顕著になり、やがて彼女の額からは2本の立派な角が完成した。昔話の鬼のようだ。

    異人化はここ数年流行し始めた奇病だ。人によって症状が異なり、手にウロコが生えたり目の色が変わってきたり、耳の形が尖ってきたりする。ある国が人体実験を繰り返し完成間近のウィルスが漏れ出したなんて噂もあるが、真実は一般人には知らされていない。

    今のところ、この病は防ぐ手立てがない。
    死亡率が極端に低く、異人化した人間は何かしらの能力が爆発的に上がるため異人化が発現するのはむしろ歓迎されているきらいすらある。

    異人化した人はなぜかそろって陰気で無口になるという噂があったが、彼女にはその気持ちが痛いほど分かっていた。鋭く伸びた爪を掌に食い込ませ、溢れ出しそうな殺戮衝動を抑える。人類に悟られてはならない。
    別人のような「私」は鏡に微笑みを浮かべていた。
  • "天使のような歌声"
    そう呼んでほしかった。
    天使の歌声はきっと美しい。
    だから、美しい声の人に、天使を重ねるのだ。
    私もそうなりたかった。
    天使のように。
    いや、天使になりたかった。
    毎夜のように歌い、知識を得て、技術を磨いた。
    歌声が誰よりも透き通るように。
    立ち込めた雲から差す一筋の光のような、真っ直ぐな声になるように。
    歌い続け、そしてある日、私は歌いながら涙を流していることに気がついた。
    自分の歌声に心が震えている。
    こんなに美しい声、聞いたことがない。
    ああ。
    わたしの念願は叶ったのだ。
    そう思った時だった。
    空から愛らしい声が聞こえた。
    「まあ、素敵な歌声。是非頂きたいわ。」
    歌声がぶつりと途切れた。
    声が、奪われた。
    その瞬間に理解したのだ。
    天使の歌声が美しいのではない。
    人間の美しい歌声を、天使が奪っていくのだと。
    人間が"天使のよう"にしかなれないのは。
    誰よりも優れた歌声を持つものは皆、奪われていくからなのだ、と。
    どす黒い雨雲から、一筋の光が刺した。
  • 30XX年。
    芸術は科学の分野になっていた。

    かつての人類は己の手でイメージを描画していたらしい。
    しかし今は違う。
    単語入力でラフ案を固め、脳波を読み取らせることで詳細を固める。するとAIが脳内イメージ以上の高品質な絵を描き出す。

    計算され尽くした構図、配色、バランス。
    センスとは才能だと言われた時代もあったそうだが、人の心理が科学で解明できる今は、心を動かすセンスは計算で生み出せる。
    人間は機械に敵わない。

    しかし私には異端の知人がいる。
    今の時代に自力で絵を描く異端者だ。
    「愛を込めて描いた絵はわかるんだよ」
    あいつは口癖のように言う。
    果たしてそうだろうか。
    人の心を動かす計算式が解明された世の中で、愛が何になるのか。

    それでも、鬱陶しいなと思いつつ私が知人と縁を切れずにいるのは、その作品に少なからず興味があるからだ。
    初めは単なる好奇心だったが今は何故だか目が離せない。
    「愛、ねぇ」
    計算から外れた歪みを含む知人の作品を見ながら、私はぽつりと呟いた。
  • つまんないな、何か良いことないかなぁ。
    そう思いながら部屋でゴロゴロしていたら、突然拳大の隕石が屋根を突き破って降ってきた。ギリギリ自分には当たらなかったものの、家が元からボロかったせいか隕石の衝撃でバラバラになってしまった。

    キラキラとしたカケラが輝く隕石。有名な教授に見てもらったところ、地球上にはない鉱石が含まれてるとかで拳大の隕石に30億の値段がついた。という夢を見た。
    楽しかったから目覚めるのがちょっと残念だ。

    なんだか息苦しいなぁと思ったら顔に猫、お腹に犬がのって寝ている。劇的な話なんて何もない人生だけど、ボロい一軒家で猫と犬と暮らす生活も捨てたもんじゃない。
    俺は起き上がって朝ごはんの準備を始めた。
  • 「下手くそ。」

     僕の小説を読んだ姉が、開口一番そう言い放った。鈍器で殴られたような衝撃が心に打ち込まれる。自分の文章が稚拙で読めたもんじゃないなんて、自分が一番分かっている。それでも賞賛が欲しくて、誰かに読んでもらいたくて身内に見せた浅ましさと否定された恥ずかしさで頭がくらくらした。

    「下手なら下手なりに他の人の文章読んで勉強しなさいよ。アンタって昔から基礎を疎かにしすぎ。ヒロインが都合のいい女すぎて気持ち悪い。願望丸出し。」

     僕が何も言えずに俯いていると、姉は溜息をつきながら言葉を続ける。

    「でもまあ、設定は面白かったかな。主人公が泣きながら瀕死のヒロイン守るところとかも良かった。次書いたらまた持ってきたら。」

     こぼれそうになっていた涙が急に引っ込み、思わずニヤニヤしていると姉に「キモい。出てけ!」と部屋から追い出される。物を書く人間は、結局は読者の好意に生かされ評価に踊らされる生き物なんだなと初めて知った瞬間だった。
  • 異世界旅行代理店

    僕は旅行代理店で説明を聞いていた。

    「ゾンビウィルスが流行してる世界では特殊加工ヘルメットが必要ですね。被るとウィルスをシャットアウトしてくれる優れものです。魔法使いの世界の場合は杖とマントを身につけていただきます。」

    「ふむ、どの世界も持ち物や服装の規定があるんですね?」

    お姉さんが微笑む。

    「ええ、どの世界でも他世界の住民であることは隠して行きます。他世界から大量の移民などが来てしまうと大変なので。…地球ほど汚染の進んだ星に来たがる物好きはいないでしょうけど。」

    「え?」

    「いえ…どちらのプランになさいます?」

    「じゃあこの『天使の暮らす天界』って所で!」

    お姉さんは一瞬固まったが、次の瞬間笑顔で僕を別ブースへ案内してくれた。

    「では全身を消毒しますのでこちらにどうぞ!」

    後から知った話だが、地球は片づけない人類のせいで汚染が進んだ星として有名で、地球人は「汚人(おじん)」という侮辱的な名前で呼ばれ嫌われている。全くひどい話だ。
  • 「いっけなーい〜☆遅刻遅刻〜!!んもー、どうして起こしてくれなかったのよ〜!」
    私、哀乃こはる!今日は学校でうっきうきなんだぁ〜☆なのにね、お母さんは起こしてくれなかったの!急いで家を飛び出して来たんだけど、間に合うかなぁ…。街はいつもより静かでしーんってしてるし、みんな仕事に行っちゃったのかなぁ?

    「あっ、危ないっ☆…。」
    急いでいるときにも関わらず、目の前に怪物さんが来ちゃった!すぐさま持っていたライフル銃でこてんぱにする。…ダメだ、キャラを保てない。
    本当は─みんな亡くなってるんだよ。お母さんもお父さんも、近所のおばさん。そして、気になるあの子も。この怪物のせいで今はいない。人類はほぼ壊滅状況なのに、なんで私だけ生き残っちゃったんだろう。自分が憎くて仕方ない。そんな状況でも、今日も頑張らないと。誰もかもいない世界でも、街で平和を守り続けなきゃだから。
  • 私の悪癖。
    何もしていないのに、自分ならどう罪を逃れるかを考えてしまう。例えば近所の軒先に乱雑に置きっぱなしにされた園芸用品。あれを盗んで犯行に使い、洗ってから元に戻しておけば気づかれないのでは?

    変装する方法。
    顔面を覆うようなパーティー用のマスクをしてマスクをつけ、カツラをかぶって帽子をかぶる。目はコンタクトをする。靴は自分とは違うサイズの靴を雑多な古着屋などで購入しておく。服は他人の家から盗んだものを着る。

    気に入らない人間を消す方法は、世に溢れているサスペンスや推理漫画を掛け合わせたらとんでもない方法が思いつきそうだ。できればマイナーなものの方がいい。

    そんな馬鹿げた妄想をしながら、届いた手紙の封を切ろうとハサミを探すが見当たらない。きょろきょろと探すと、なぜか開け放したままの窓辺に置かれていた。私は首を傾げながらハサミを使って封筒を開ける。

    ピンポーン

    なんの警戒心もなくモニターを見る。
    画面の向こうには、警官が立っていた。
  • 仮想現実

     最新VRゲームテストのバイトに参加を決めた。1日8時間を1ヶ月、卵みたいな黒い機械の中でゲームして過ごせば30万円もらえる。2時間ごとに休憩もあるらしい。まとも社会人には出来ない仕事だ。

     ゲームの中には春夏秋冬それぞれのエリアがあり、どの世界も目眩がするほど美しい。そして各エリアにさまざまな国の要素が盛り込まれている。
     日本製ゲームとあって和風の空間も多々あり、満開の桜通り、夏の花火大会、秋の月見台、冬の露天風呂などここに入れば日本各地を旅出来てしまう。
     課金要素ではあるが、世界の有名な世界遺産なんかもバーチャルで堪能できるし魔法なんかも使えてしまう。

     料理はビジュアルと匂いまで再現されているが食べられない。残念ではあるが、食事まで再現されたら皆この世界から出なくなりそうだ。

     このバイトに参加した人間はみな食事と排泄以外異常な程ゲームにのめりこんでいたという。のちに人類が滅びるきっかけとなるゲームの誕生前夜の話である。
  • 世界は絶望で満ちていた。自身の絶望さえも他人事のように感じる程の空虚。

    聞き慣れた戦闘機の音もほとんど耳に入ってこない。
    耳が詰まったようにどこか遠くで起きてるような感覚。
    それはまるで溢れた絶望が鼓膜を突き破ってしまったかの様だった。

    「おなかすいたーおかあさん食べ物は?」
    耳を塞ぐ絶望さえ無視した声が聞こえた。
    機能しない鼓膜が、今この時だけ仕事をした。

    声の主は
    何も知らない無垢な子ども。何故かそれが私に話しかけてくる。
    物質不足の今、食料の確保さえ難しい。
    誰がこんな子供に。

    でも、少しだけ気が向いたようだった

    袋に入ったドロップ缶を無垢な子どもに渡す。
    「ありがとう!」
    と言うと子どもはすぐにドロップ缶を開けた
    ドロップを一粒、口に放り込むと
    幼い子ども──我が子──
    は、嬉しそうな顔をした。

    まだ、きっと大丈夫。
  •  病気で死んで、やっと一息つけると思ったら野良猫に転生してしまった。僕は生まれてすぐは神社のような場所に母猫や兄弟たちと住んでいたのだけれど、ある日母猫が帰ってこなくなった。

     兄弟は散り散りになり、僕も1人小さな体でヨロヨロしていたら、カラスに襲われそうになったところを人間だった頃の父に助けられた。久しぶりに見た父母は、随分と老けこんでいた。

     自分の遺影を見るというのは複雑な気分だった。これはおそらく最後の家族旅行での写真だろうが、もう少しイケメンに写ってる写真はなかったのかと聞きたくなる。できれば人生のベストショットを飾って欲しかった。

     輪廻転生があるとわかった今、自分の心配は次の人生で何に生まれ変わるのかぐらいだ。父母には悪いが、僕はまた彼らを残して逝くだろう。老いた母の膝で優しく撫でられながら少々申し訳なくなる。

     この猫生が終わっても僕はまたここに帰ってくるのかもしれない。何に生まれ変わっても、精一杯生きようと心に誓った。
  • Tter主(iu6PaQ)2022年10月1日
    いつも素敵な小説の投稿、読んでいいねを下さる皆様、保守してくださる方々本当に有難うございます。
    宣伝になりますが、もしよろしければお題で小説書いったーもよろしくお願いします。
  •  結婚5年目の朝、妻に起こされて食卓に座る。なんでも大事な話があるのだとか。何の話だろうと、ちょっとドキドキしながら妻を見た。

    「実は私ね…あなたと同級生じゃなくて7歳下なの。」

    「えっ?」

    「結婚式に来てた両親と妹、友人は全員役者。」

    「は?」

     妻が長い黒髪をさらりとかき上げる。僕は呆然としながらその光景を見ていた。僕の大好きな、大きな黒い瞳と目が合う。

    「髪は本当は金色で目は青いの。国籍はベナン。」

    「いやいや…どこそれ?」

    「本名はボーワゲッタサラ•ディサーナーヤカ•ムディヤンサラーガー・ギハーン・サマンタ。」

    「なんて?」

    「ごめんね。長いからサラでいいよ。」

     優しく微笑む彼女の左手では結婚指輪が光っている。僕が彼女について本当に知っていたのは、左手薬指の指輪のサイズだけだったようだ。
  • 王女の朝

    光へ導くもの
    彼女に与えられた名前

    田舎の朝は騒がしい
    鳥の声
    木々のざわめき
    目が覚めてもしばらくは
    ベッドにいること
    スケジュールを頭で反すうする
    窓からの光
    ノックの音
    身支度を整える係に礼を言う
    少しの冗談は覚えた
    すでに
    社交は始まっているのだ

    テーブルに着く前から
    食事マナー
    教育係から学んだ実技訓練
    座席までの歩きかた
    係りが引いた椅子
    座り方、ナイフとフォーク
    食べる仕草、音は立てないこと
    スプーンを落とした場合を
    復習する
    味は苦行でも
    その場では話さない

    幼い日の一言、マズイ
    言葉が多くを巻き込む
    運んだ人、味見をした人、
    作った人、彼らを雇った人
    全てに責任がかせられる
    彼らの家族、人生が崩れる

    彼女は学ぶのだ
    言葉の重さ、社会の成り立ち
    人の気持ちを
    全てが試練

    私欲はなくすこと
    感情を表さないこと
    いつも微笑みを
    産まれたときからずっと
    変えることができない道

    「私、生まれ変わるなら
    一般人になりたいわ」

    軽やかに笑う
    栗毛色の髪
    光が導く
    呪縛から解き放たれた朝
    RIP
  • TVから音声が流れている

    『理性的なゾンビ。
     矛盾しかない単語だけど、今の自分はまさにそれだ。
     
     ゾンビ物の映画なんて世の中に腐るほどある。でも自分がゾンビになるなんて一体誰が思うだろう。世界中にウィルスが広がった今となっては調べようもないが、俺の場合は公園にいた野良猫が原因だったと思う。撫でようとしたら肉を食いちぎる勢いで噛まれて、慌てて振り払って逃げたのが1年前。
     そこからあれよあれよという間に肉が腐り、気づいたら全身緑色。が、不思議な事に理性は残っていた。当然、人間なんか食べたくないし、味覚は生前?と変わりない。

     今ではグルメなゾンビとしてTVの人気者。動画配信でも億万長者の仲間入りを果たした。ホラー映画フリークで俺にベタ惚れな嫁とも結婚した。昔の自分に言ってやりたい。「くさくさしてないで腐ってみろよ!」ってね!笑』

    「この手記の3日後、グルメゾンビさんは理性を失い伴侶のレイさんを襲いました。皆さん警戒を怠らないでください。」
  • 保守です
  • 【簡単3分クッキング】

    料理研究家「こんにちは、今日は住めるお菓子の家を作りたいと思います!」
    サポーター「もう秋めいてきましたからね。ハロウィンに作ったらお子様は踊り狂って喜ぶと思います。」


    研「まず畳一畳分のビスケットを20枚程用意します。」
    サ「初めて見ました。これはどちらでお買い求めに?」
    研「もちろん特注です。普通のオーブンでは到底焼けませんので。」
    サ「なるほど。」
    研「組み上がったものがこちらです!」
    サ「これだけで数日かかりそうですね…?」
    研「スタッフ総出で3日ほどかかりました!」
    サ「番組の主旨は理解されてますか?」

    〜その後なんやかんやで完成〜

    サ「いや〜…素晴らしい出来です。美味しいですが置き場所が問題ですね」
    研「明日は満漢全席の作り方をお送りします」
    サ「………(もうこの仕事辞めよう…)」

    トゥルットゥットゥッ
    トゥルットゥットゥッ
    トゥルットゥットゥットゥットゥットゥトゥトゥトゥトゥ〜♪
  • お稲荷さん

    江戸期の由緒ある狐らしい。
    通勤がてら毎朝挨拶してたら、
    夢に狐さんがお礼にきた。
    3つ願いを叶えると。

    夜中悩み
    カネをくれ、と言った。
    狐さんは怪訝そうな顔をして
    系列が違うけど、まあ
    と話した。
    わざわざお礼にきてくれたのに
    カネをくれはえげつなかったか。
    朝。
    お寺にあるような立派な鐘が。
    床が抜けそう。
    夜、次の願いで
    すぐ消してもらった。
    狐さんは
    せっかく別系列、お寺を
    説得したのにと朝まで文句。
    不機嫌そうだった。

    夜中考えた。
    江戸生まれの狐さんが
    誤解しない言葉。
    大判小判と言いかけたが
    念の為、丁寧に説明した。
    黄金色、薄くて平で
    誰もが好きなもの。
    狐さんは、得意分野だと
    自信たっぷりで消えた。
    朝。
    大量の油揚げが。
    僕は全て
    神社に奉納することにした。
    夜。
    狐さんが満面の笑みで来た。
    もう1つ願いを叶えると。
    僕は
    二度と夢に出ないように話した。
    狐さんは朝までずっと礼を話し
    笑顔で去った。

    夜。
    久々に安眠できそうだ。
    僕は日常の幸せをかみしめた。
  • 飴色をしていた、部屋の中にいたような気がする。さみしい夕日が差し込んできたような気がする。あなたは帰ってこなかった、そんな記憶だけが残っているような気がする。集合住宅だったような気がする。隣の部屋の子供の声が響いてきたような気がする。夜はちょっと寒かったような気がする。雨戸がいつも引っかかったような気がする。私はただ一人で泣いていて、あなたは帰ってこなかった、たぶんそうなのだろう。私は涙を流し尽くして、かわいてしまった。水を求めてあの川の中に身を投げてしまおうかと思った。私は魚になる。思っただけで、私は生活を、人生を取り戻した。さみしい夕日が差し込んできたら、薄いカーテンを閉める。
  • ほしゅあげ